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Parrisが10月初旬に初来日、東京・WWWβで開催の『pulse fiction』と大阪・Club STOMPでプレイ

2019.9.5

ブリストルを起点に波紋を拡げるUKテクノの異境を描くロンドン発の新鋭DJ/プロデューサー、Parrisが10月初旬に初来日を果たし、10月5日（土）にWWWβで開催される『pulse fiction』と10月4日（金）にClub STOMPでプレイする。

UKのテクノとベースミュージックが、幽霊のように捉えどころのないリズミカルな表現で知られるようになったロンドンを拠点とするプロデューサー/DJ、Parris。UKサウンドシステム・カルチャーを経由したダブと4/4に未来的なバウンスと音の冒険をもたらすUKクラブミュージックの音響派として、〈The Trilogy Tapes〉や〈Ancient Monarchy〉、〈Hemlock〉などの名門を経由しながら新しい波の頂点へと上昇している。

ブリストルやロンドンでテクノとベースミュージックが互いのDNAを密に交わしたサウンドの新潮流が拡がり始めた2016年に、ブリストルの名門〈Idle Hands〉からの『Burr』を皮切りに、カルトレーベルの〈Berceuse Heroique〉傘下の〈Ancient Monarchy〉からのEP『Skeletal』と、Helm、Sam Kidel、O$VMV$M参加したリミックスEP『The Parris Remixes』を一挙にリリースし、その異色な存在が注目を集める。2017年の〈The Trilogy Tapes〉からのEP『2 Vultures』、〈Hemlock Recordings〉からのEP『Your Kiss Is Sour』、2018年に〈Livity Sound〉主要メンバーのKowtonとの「コラボEP『Deep Concentration』、ソロEP『Puro Rosáceae』で再び〈Idle Hands〉へと帰結する現時点までの僅かな期間で、彼の音のスペクトラムにあるローエンドのドリフトはクラブミュージックとしてのプレイを可能にさせ、そのボーダーの周りで、ユニークかつサイケデリックなエナジーを引き起こしている。グライム含めるUKクラブミュージックを脱構築したようなコンテンポラリーな作風と、ニューエイジ・アンビエントの艶やかなサウンドが相まったダビーな作品、そしてEric Copeland、Sampha、Happa、Neneh Cherryのリミックスプロダクションなどで、Parrisは着実にプロップスを上げている。

DJにおいてもその越境的なスタイルは焦点を外すことはなく、Batuがブリストルで主催する〈Timedance〉パーティーでのLaurel Haloとの共演、〈Livity Sound〉のパーティー、アムステルダムのDe School、Call SuperとのB2Bなど、世界のフロアでも証明して見せている。

10月5日（土）にWWWβで、UKオリエンティッドな新興パーティー『pulse fiction』の第4弾として開催される東京公演では、ダンスからディープ・リスニングまでノーボーダーなテクノ・オブスキュアを作り出すAkiram En、日本の重鎮Moodmanが「On-U set」を披露し、UKとベルリン周遊を経たミックス作品で浮上するMewが出演。

10月4日（金）にClub STOPMで開催される大阪公演では、〈Tectonic〉や〈Withdom Teeth〉を始めとするベースミュージック・レーベルや、アヴァン・エレクトロの雄〈Opal Tapes〉などから作品をリリースするマンチェスター拠点のDJ/プロデューサー、Acreと共演する。ローカルからは、DJにYoung Animal、Eciv_Takizumi、Satinko、そしてAlbino Soundがライヴセットで出演する。

両公演の詳細は以下の通り。

【大阪】

Parris x Acra in Osaka

Parris x ACRE in Osaka