Giant Swanがセルフタイトルのデビューアルバムを〈Keck〉から11月にリリース
2019.9.6
UK・ブリストルのデュオ、Giant Swanがデビューアルバム『Giant Swan』をセルフレーベル〈Keck〉から11月8日にリリースする。
Robin StewartとHarry Wrightによるデュオで、The Blood Brothersによるスクリーモの名曲のタイトルに由来するGiant Swanは、2014年に〈Howling Owl〉からデビューして以来、〈Whities〉や〈Timedance〉や〈Mannequin〉などから驚くべきペースで快作EPを連発してきた。その下地は彼らのライヴパフォーマンスにあり、バックグラウンドにあるMy Bloody ValentineやLightning Boltからの影響と、近年のブリストルの活気に満ち溢れたシーンの核心にいるYoung Echoクルーとの共作の経験を経て、時間をかけて独自の創造性を突き詰めたスタイル ── パンクやハードコアを想起させるRobin Stewartの歪んだヴォーカルの質感と、ハードウェア・マシーンによる即興性を持った概念的なダンスミュージックへのアプローチの融合を魅力に、BerghainやTresorなど欧米諸国のクラブや、Royal Albert HallでのThe Horrorsとの共演、『Unsound』や『Berlin Atonal』などの国際的な先鋭フェスティバルのフロアを熱狂の渦に巻き込み、確固たる評判を築き上げてきた。
Nina KravitzからObjektやActressまで、様々なテクノ〜エクスペリメンタルのDJ/プロデューサーたちとステージを共にするGiant Swanは、一貫して、文化の平等性、快楽と継続、批評に基づいた包括的なクラブ環境の必要性を強調し続けている。
デビューアルバム『Giant Swan』は、これまでの作品以上に2人の飛躍的な進歩が見られ、デュオの方程式に新たな深さ、音域、音のニュアンスを導入しながら、電気によるかのような情動的なエネルギーに満ち溢れた音楽的ステイトメントを示している。彼らの激しいサウンドを聴くと、怒りが彼らのエネルギーのように聴こえるかもしれないが、実際にはGiant Swanはサウンドが示唆するほどには怒っておらず、全体的なテイストは計画されたデザインよりも、無意識の結果によって生まれたものだという。
改めてGiant Swanについて、Robin Stewartは、「僕にとってGiant Swanは沢山の感情と、沢山の快楽を意味しています。それはまるで、ごちゃごちゃとした脳のようで、全てがそこを通過して、音楽としてレンダリングされています。これは、より開放的で包括的なダンス体験への欲求を広めるための手段であり、頰にしっかりと舌を付けるような意識的なマントラによって促進されています」と断言。
一方で、Harry Wrightは、「Giant Swanは終わり無き物語の名前にすぎません。寛容、包括、自給自足、信頼を中心に、受取り手によって異なるステイトメント。おっと、あとはウィードとビートですね。それは石になって、お互いの意識で自分たち自身を失うことです。この作品は美学の間の会話です。ある質問に、別の質問で答える会話で、部屋にいる全ての人が頭を搔くか、足を動かしたりしたままになるまで続きます」と付け加える。
Giant Swanのデビューアルバムの詳細は以下の通り。
Giant Swan
『Giant Swan』
Release date: 2019/11/8
Label: Keck
Cat no.: KECK001
Format: Vinyl / CD / Digital
Order here: https://keck.ochre.store/
Tracklist:
1 / A1. 55 Year Old Daughter
2 / A2. Pandaemonium
3 / A3. ‘I’ As Proof
4 / A4. Pan Head
5 / A5. Not A Crossing
6 / B1. OPAFS; R
7/ B2. Weight Of Love
8 / B3. Peace Fort 9
9 / B4. YFPHNT
10 / B5. Spisbah