『MUTEK.JP 2019』が12月中旬に計5日間にわたって渋谷を中心に5つの会場で開催に
2019.9.30
カナダ・モントリオール発の世界最先端のデジタルアートと電子音楽の祭典『MUTEK.JP 2019』が、12月11日(水)〜15日(日)まで、計5日間にわたって渋谷の中心で繰り広げられることが発表となった。あわせて第1弾ラインナップも発表された。
毎年、デジタルアートの可能性を探求する日本と世界のアーティストが一挙に集結する『MUTEK.JP』。2019年も独創的かつ革新的なオーディオヴィジュアルライヴ、カンファレンス、ワークショップ、エキシビジョンなどが、2019年10月に新しく生まれ変わる2000人規模の次世代のエンターテインメントホール「LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)」や「渋谷ヒカリエ ヒカリエホール」「渋谷ストリーム ホール」、クリエイティヴスペース「EDGEof」など、大規模な都市開発で大きく姿を変える渋谷の新名所で繰り広げられる。そして「恵比寿LIQUIDROOM」では先鋭的なアーティストたちによるアートとテクノロジーの熱狂的な夜を迎える。
そして、第1弾ラインナップでは15組の出演が発表された。
まず、「rhizomatiks」の真鍋大度が京都大学/ATR(国際電気通信基礎技術研究所)の神谷之康研究室と共同制作したアートプロジェクト、音を聴くことで変化する視覚野、連合野の脳活動データを用いて画像を再構成する様子を可視化した『dissonant imaginary』のオーディオヴィジュアル・インスタレーションを披露する。
カナダ人エクスペリメンタル・コンポーザーのTim Heckerが、アルバム『Konoyo』(2018)と『Anoyo』(2019)を共同制作した雅楽ミュージシャンのthe Konoyo Ensembleと最新パフォーマンスを披露。轟音で鳴り響く電子音の中で、日本の伝統楽器である笙(しょう)や篳篥(ひちりき)、筝(そう)、火焔太鼓(かえんだいこ)などの奏でる音色を堪能できる。
『Ars Electronica』にて「Digital Musics & Sound Art部門ゴールデン・ニカ(大賞)」など名誉ある賞を受賞し、カナダ・モントリオールで開催された『MUTEK』の20周年イベントでも大絶賛を集めたオーディオヴィジュアル・パフォーマンスを披露した黒川良一が、約7年ぶりに日本でのライヴを披露。
node 5:5 from RYOICHI KUROKAWA on Vimeo.
実験的なエレクトロニックサウンドを追及する女性アーティストで10年以上続くフランスの老舗テクノレーベル〈Fullpanda〉の創始者でもあるDasha Rushと、ドイツ人プロデューサーLars Hemmerlingによるユニット「LADA」がライヴセットを日本初披露。
そしてロンドンの先鋭電子音楽レーベル〈Hyperdub〉主宰のKode9が、『アニマトリックス』などを手掛けたアニメーション監督の森本晃司とオーディオヴィジュアルセットで出演決定。Red Bull制作の日本のゲームミュージックの歴史を紐解くドキュメンタリー映像『DIGGIN IN THE CARTS』で誕生したスペシャルなユニットに期待が高まる。
そのほか、カナダ・モントリオールから作曲家でありオーディオヴィジュアル・アーティストのLine Katcho。
光の反射によるインスタレーションとビデオアートで独自のオーディオヴィジュアルライヴを披露するFalaises。
強烈で有機的なオーディオヴィジュアルを三次元で体験させてくれるPush1 Stop & Wiklow。
4つの光るコマを回し音楽デバイスとして操るデジタルアーティスト、Myriam Bleauが再び『MUTEK.JP』に登場。
さらに、色彩と流動の持つエネルギーで生きている絵を出現させるアーティスト、中山晃子。
コンピュータ・プログラミングによるリアルタイム処理を用いた映像音響インスタレーションを発表する平川紀道。
ダンス/テクノロジーアート/音楽などジャンルを越えて国内外で活躍するアーティスト、梅田宏明。
デトロイトテクノやシカゴハウスに影響を受けたテレビゲーム音楽の作曲家、古代祐三と川島基宏によるライヴユニット。
バークリー音楽院の音楽療法科とElectronic Production & Design科を首席で卒業した新進気鋭の女性プロデューサー、Sakura Tsuruta。
フィールドレコーディングで唯一無二の音楽を奏でるサウンドクリエイター、Yosi Horikawaなどの出演決定が決定している。
数量限定の『MUTEK.JP 2019』早割5日間パスポート(20,000円)は現在販売中。パスポート購入者は全てのイベントに入場することができる(オールナイト公演は20歳未満ご入場できません。また一部のプログラムは入場規制する場合もので、あらかじめご了承ください)。
イベントの詳細は以下の通り。
MUTEK.JP 2019
Date: 2019/12/11 (Wed) – 15 (Sun)
Venue: SHIBUYA Hikarie Hall / SHIBUYA STREAM Hall / LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂) / LIQUIDROOM / EDGEof
ADV ticket:
[数量限定 MUTEK 早割5日間パスポート]
¥20,000
※オールナイト公演は20歳未満ご入場できません。一部のプログラムは入場規制する場合がございます。あらかじめご了承ください。
Ticket outlets:
[e+] https://eplus.jp/mutek2019/
[Zaiko] https://mutekjp.zaiko.io/_item/318799
Line up (A to Z):
Akiko Nakayama [JP]
Daito Manabe + Kamitani Lab [JP]
Falaises [CA/QC]
Hiroaki Umeda [JP]
Kode 9 & Koji Morimoto [UK+JP]
LADA (Dasha Rush & Lars Hemmerling) [DE+RU]
Line Katcho [CA/QC]
Myriam Bleau [CA/QC]
Norimichi Hirakawa [JP]
Push 1 stop & Wiklow [CA/QC]
Ryoichi Kurokawa [JP]
Sakura Tsuruta [JP]
Tim Hecker & The Konoyo Ensemble [CA+JP]
Yosi Horikawa [JP]
Yuzo Koshiro & Motohiro Kawashima [JP]
and more TBA…
More info: https://mutek.jp
主 催: 一般社団法人MUTEK Japan
特別協力: KDDI株式会社
特別協賛: 東急株式会社
後 援: カナダ大使館、ケベック州政府在日事務所、アンスティチュ・フランセ東京