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Brainfeeder X

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Flying Lotus主宰〈Brainfeeder〉が設立10周年を記念した2枚組コンピレーションを11月16日にリリース

  • 2018.9.21

Flying Lotusが主宰する〈Brainfeeder〉が設立10周年を記念して、コンピレーション・アルバム『Brainfeeder X』を11月16日にリリースすることを発表した。全36曲中に、Flying LotusやThundercatなどレーベルアーティストの初出し音源が22曲も収録され、レア曲も満載の内容となっている。

 

また、『Brainfeeder X』の発表に併せて、Flying LotusによるBrandon Colemanの“Walk Free”のリミックスが先行で公開となった。

 

 

2枚組となる『Brainfeeder X』のDISC 1には、ThundercatやTaylor McFerrinといった新世代ジャズのキーマン達、先鋭的ヒップホップで注目を集めたJeremiah Jae、ベースミュージックにテクノやハウスを融合させたオランダ人プロデューサーMartyn、フットワーク/ジュークの最高峰レーベル〈TEKLIFE〉のクルーであるDJ Paypal、そしてレーベル設立当初からFlying Lotusと共にビートミュージック・シーンを盛り上げたTeebsやDaedelus、TOKiMONSTAら、ジャンルやバックグラウンドを問わず、秀でた才能を発掘し、世に送り出してきたレーベルの懐の深さが味わえる内容となっている。Thundercatの人気曲“Friend Zone”のRoss From Friendsによるリミックスや、前述のFlying LotusによるBrandon ColemanのリミックスもDISC 1の最後に聴くことができる。

 

https://www.youtube.com/watch?v=EYPnNFqY21A

 

 

一方で、DISC 2は初出し音源やレア曲が満載の内容となっている。Flying Lotusもプロデューサーとして参加し、BADBADNOTGOODをゲストに迎えたThundecatの新曲“King of the Hill”が冒頭を飾る。Lapalux、Ross From Friends、Dorian Concept、Georgia Anne Muldrowら新曲も数多く収録されるほか、Flying LotsuとThundercat、Shabazz Palacesから成るWOKEが、George Clintonをフィーチャーして発表した“The Lavishments of Light Looking”が初めての公式リリースという形で収録され、先日ついに日本でも公開され話題を呼んだ、Flyong Lotus初長編映画『KUSO』のサウンドトラックからは、Busdriverをフィーチャーした“Ain’t No Coming Back”など、Flying Lotus関連のレア曲も収録。またPBDY、Miguel Atwood-Ferguson、Little Snake、Taylor Gravesら、これまでもレーベルに貢献しつつ、今後リリース作品が期待される注目アーティストもここで紹介されている。参加アーティストの一人、Strangeloopは、長らくFlying Lotusの革新的なライヴ・パフォーマンスのヴィジュアルを担当している知る人ぞ知る存在。そしてLocust Toybox名義でフィーチャーされているDavid Firthは、俳優、声優、映画監督、ヴィデオアーティストなど、様々な顔を持ち、Flying Lotusとはミュージックビデオや映画『KUSO』でもコラボレートしている鬼才だ。

 

Brainfeeder X

 

 

今作のアートワークは、〈Brainfeeder〉印象的なオリジナル・ロゴを手掛けたCharles Munkaが担当。4枚組LPボックスセットは、ディスク一枚一枚がデザインの異なるインナースリーヴに収納され、10周年記念ロゴが型抜きされたハードケース入り。国内盤CDは、解説書が封入され、数量限定の初回盤は、LPボックスセットのデザインを踏襲した特殊スリーヴケース付の豪華仕様となっている。なお輸入盤CDのフロントジャケットは、4種類のカラー展開で発売され、全フォーマット、趣向を凝らしたパッケージとなっている。

 

 

 

設立10周年を迎え、怒涛のリリースラッシュ、『SONICMANIA 2018』でのステージ丸ごとジャック、売り切れグッズ続出のポップアップショップなど、凄まじい勢いを見せている〈Brainfeeder〉。ジャズ、ヒップホップ、ファンク、ソウル、ハウス、アンビエント、テクノ、フットワーク……あらゆるスタイルのDNAを再編成し、類まれな審美眼を持って、真のグッド・ミュージックを送り出し続けてきた。時代が時代なら、Sun Raとも契約を果たしただろうし、Flying Lotusの叔母であるAlice Coltraneの神秘的かつ霊妙な魂を宿した唯一無二のレーベルと言っても過言ではないだろう。George Clintonは、そのほとんどの作品を〈Casablanca Records〉から発表しているが、〈Brainfeeder〉との契約は、ファンクの神にとっても至極当然の展開として、幅広い音楽ファンが喜びをもって指示した。そしてこれは〈Brainfeeder〉以外のレーベルでは全くもって想像できないことである。LAに端を発したビートミュージック・シーンの勃興の中で産声を上げた〈Brainfeeder〉の世に放つ作品には、RadioheadからJ Dilla、Aphex Twin、DJ Shadow、Boards of Canada、Dr. Dre、John Coltraneとその妻Alice Coltrane、Potisheadなどからの影響が見受けられつつ、そこには必ず刺激的な革新性が存在している。

 

〈Brainfeeder〉の輝かしい功績と「今」 、そして「未来」を詰め込んだ超豪華コンピレーション・アルバム『Brainfeeder X』は11月16日に世界同時リリース。また今作は、現在開催中の〈Brainfeeder〉10周年キャンペーン対象商品となり、国内盤CDには、初回盤、通常盤ともに10周年記念ロゴステッカー(3種ランダム)が封入される。

 

『Brainfeeder X』の詳細は以下の通り。

 

 

 

Various Artists

『Brainfeeder X』

Brainfeeder X

 

Release date: 2018/11/16

Label: Brainfeeder / BEAT RECORDS

Formats / Cat no. / Price:

限定国内盤2CD / BRC-586LTD / ¥2,800+tax(特殊スリーヴケース付き/解説書封入)

通常国内盤2CD / BRC-586 / ¥2,500+tax(解説書封入)

 

Tracklist:

[DISC 01]

1. Teebs – Why Like This?

2. Jeremiah Jae – $easons

3. Lapalux – Without You (feat. Kerry Leatham)

4. Iglooghost – Bug Thief

5. TOKiMONSTA – Fallen Arches

6. Miguel Baptista Benedict – Phemy

7. Matthewdavid – Group Tea (feat. Flying Lotus)

8. Martyn – Masks

9. Mr. Oizo – Ham

10. Daedelus – Order Of The Golden Dawn

11. Jameszoo – Flake

12. Taylor McFerrin – Place In My Heart (feat. RYAT)

13. MONO/POLY – Needs Deodorant

14. Thundercat – Them Changes

15. DJ Paypal – Slim Trak VIP

16. Thundercat – Friend Zone (Ross from Friends Remix)

17. Brandon Coleman – Walk Free (Flying Lotus Remix)

 

[DISC 02]

1. Thundercat – King of the Hill (feat. BADBADNOTGOOD)

2. Lapalux – Opilio

3. Ross from Friends – Squaz

4. Georgia Anne Muldrow – Myrrh Song

5. Dorian Concept – Eigendynamik

6. Louis Cole – Thinking

7. Iglooghost – Yellow Gum

8. WOKE – The Lavishments of Light Looking (feat. George Clinton)

9. PBDY – Bring Me Down (feat. Salami Rose Joe Louis)

10. Jeremiah Jae – Black Salt

11. Flying Lotus – Ain’t No Coming Back (feat. BUSDRIVER)

12. Miguel Atwood-Ferguson – Kazaru

13. Taylor Graves – Goku

14. Little Snake – Delusions

15. Strangeloop – Beautiful Undertow

16. MONO/POLY – Funkzilla (feat. Seven Davis Jr)

17. Teebs – Birthday Beat

18. Moiré – Lisbon

19. Locust Toybox – Otravine

 

More info: http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=9868

  • 9/10
  • 2/1 追加
  • 9/10
  • 2/1 追加

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