Suzanne Kraftとコリアン・アンダーグラウンドのS.O.N.Sが大阪COMPUFUNKにて共演
2017.10.13
10月13日(金)にWWWにて開催の『Balearic Park』に出演するSuzanne Kraftが、10月14日(土)に大阪Compufunk Recordsにて開催の『LOST WEEKEND x METRO』に登場する。またSuzanne Kraftと並ぶダブルヘッダーとして、コリアン・アンダーグラウンドからの使者S.O.N.Sの出演もアナウンスされている。
マスキュラーなグルーヴというより音楽的な美しさから醸されるレイドバックでオーガニックなサウンド、多くのアーティストたちや再発レーベルの手によるニューエイジとアンビエントを接続させる動きのまさに渦中にいるSuzanne Kraft。Jonny Nashとのレーベル〈Melody As Truth〉でのリリース、各媒体の話題をかっさらった2015年の1stアルバム『Talk From Home』、2016年の2ndアルバム『What You Get For Being Young』などは上記の活動に該当するところだが、ダンスミュージックの制作/DJにおいても、彼はいくつかの名義を使い分け、Trnado Wallaceの〈Animals Dancing〉や、Fantastic Man、Tambien、Hotel Lauerらのリリースを手掛ける〈Kitjen〉、P RELIEFとの自主流通レーベル〈P&D〉などのレーベルからのリリースを重ねている。ダンスミュージックのツール的な発想に囚われることなく、インディー~クラブの文脈を行き来するプロデュース業と、作品と同じく展開の細部にこだわりミックス全体でSuzanne Kraftらしい空気を維持するDJプレイは必見だ。彼はWWWにて開催の『Balearic Park』に続き、大阪でもダンス・セットのDJを披露する。
共演するコリアン・アンダーグラウンドのS.O.N.Sは、ここ数年カルトヒットを立て続けにリリースするミステリアスアクト。2014年にセルフレーベル〈S.O.N.S〉より、デビューシングル『渋谷ワンナイトスタンド』をリリース。2016年にリリースした2作目『新宿ワンナイトスタンド』は、ニューエイジ・レイヴ、トランス・エレクトロ、コズミック、アシッド、デトロイトなどの影響を感じられるディープなテクノサウンドがヨーロッパ各地でも大きな話題となり、アンダーグラウンド・ヒットとなった。2017年6月にリリースされた最新作『下北沢ワンナイトスタンド』は、即ソールドアウト。一時はプレミアが付くほどのカルト盤となった。現在、韓国を活動の拠点としながらも、ヨーロッパを中心に世界各地からのオファーの絶えない注目のプロデューサー、DJの一人である。ここ日本のアンダーグラウンド・シーンと浅くない繋がりを持っており、過去には大阪にて『下北沢ワンナイトスタンド』のリリースパーティーも開催しており、ソウルの旧市街の中心の繁華街の「鍾路(チョンノ)」で開かれるヴァイナルディガーズにとって宝の山『Hwanghadong Flea Market』から発信するリエディットレーベル〈Jongno Edits〉からリリースした大阪のリエディット職人Mori Raらが出演している。
彼らを迎えるのは、心斎橋のNewtone RecordsのSAITOと、『Metro』主催で世界中のディガーたちがフェイバリットストアに挙げるRare Groove RecordsのNorioとDaisuke Kakimotoの3人だ。
巨大な規模感で展開される興行的ダンスミュージックのシーンからほんの少しだけ離れたところに潜み、世界各地の大都市の地下同士が繋がった結実となるであろうパーティーを、お見逃しなく。
イベント詳細は以下の通り。
LOST WEEKEND x METRO presents SUZANNE KRAFT & S.O.N.S
Date: 2017/10/14(Sat)
Venue: Compufunk Records
Open/Start: 23:00
Door: 2,500yen+1D
Line up:
Suzanne Kraft
S.O.N.S
Saito(Newtone Records)
Metro DJs(Daisuke Kakimoto&Norio)
Food: ヴァンバラ
More info: Compufunk Records