Suzanne Kraft、Andras FoxらがWWWにて開催の『Balearic Park』に出演
2017.9.14
Suzanne Kraft、Andras Fox、Lieven Martens Moana、Typhonian HighlifeらがWWWにて開催の『Balearic Park』に出演する。
プレスリリースによると、『Balearic Park』は、今春WWWに初来日を果たしたイタリアの伝説的プロデューサーGigi Masinの東京公演をきっかけに生まれ、「WWWとWWWβにて同時に展開される2つのエリア、ダンスとアンビエントを通じ、現行のクラブミュージックの高揚とエレクトロニックミュージックの風情を体現した、郷愁へと誘われる混沌の時代を癒すべく現代の”バレアリック”がここに浮上する」パーティーになるといい、出演者にはハウスとアンビエントが並走する音楽性を持ったプロデューサー/DJたちが出揃った。
LA出身、現在はアムステルダムを拠点に活動するプロデューサー/DJのSuzanne Kraftは、WWWβにて展開する「Dance area」にDJセットで出演。LAで生まれ育ったその湿度と太陽は自身のDJと作品に大きく表れており、これまでに〈Running Back〉や〈P&D〉、〈Future Times〉や〈Animals Dancing〉から、いくつかの名義を使い分け、ニューエイジ~バレアリックのカラフルな風合いと酩酊感に包まれたエレガントなハウス/ディスコとアンビエント作品をリリースしてきた。2015年の1stアルバム『Talk From Home』、2016年の2ndアルバム『What You Get For Being Young』共に各媒体の年間ベストに挙げられている。またGigi MasinとYoung MarcoのユニットGaussian Curveのメンバーでもある盟友Jonny Nashと運営する〈Melody As Truth〉からの共作のリリース群は、ニューエイジと繋がる近年のアンビエント作品の中でも異彩を放つ傑作揃いだ。
WWWでの「Ambient area」にて本邦初のライヴセットを披露するAndras Foxは、オーストラリアはメルボルン出身、現在も拠点とするプロデューサー。なお本パーティーではDJとしても「Dance area」に出演する。
彼はアーバン・メローを軸にフィールド・レコーディングを織りまぜたバレアリックなファンクやハウスを発表し、インディーズからハウス /ディスコといったクラブ界隈のシーンを跨ぎ人気を博す。2014年の地元メルボルンの〈Home Loan〉からのEP『Erskine Falls』とNYの〈Mexican Summer〉からのEP『Vibrate On Silent』、そしてニューエイジの醍醐味だと語る、別名儀でのプライベート・リリース『Overworld』が大きな反響を呼び話題となる。ここ数年ではいくつかの名義を使い分けながらジャングルやシカゴ・ハウスへとロウなサウンドへと傾倒、その一方で友人のJohn Tannerと共に、Wilson Tannerという名前でよりオーガニックなアンビエントを作品を発表している。アナログ・ヴィンテージの温かくハンド・クラフトなサウンドのシンセ・ファンクやハウス~アンビエントを展開し、 環境音楽、ラウンジ、アーバン・ミュージックとしてのニューエイジやバレアリックを現代へと呼び起こす逸材だ。
https://www.youtube.com/watch?v=tLZQy0hpawU&t=206s
その他に「Ambient area」では、ベルギーの電子音楽家Lieven Martens Moanaと、Typhonian Highlifeが登場。
Lieven Martens MoanaはかつてDolphin Into The Futureという名義で活動し、10年代にUSインディの系譜から浮上した新世代ニューエイジの旗手として〈Not Not Fun〉、〈K-RAA-K〉、〈UNDERWATER〉からリリース。そのフィールドレコーディングによる天然音とアンログ&デジタルなエレクトロニクスをコラージュし掛け合わせた楽園的なサウンドスケープは、ハードコア・アンビエントと称される。
Typhonian Highlifeは、James Ferraroとの伝説的ユニットのThe Skatersなどの活動でも知られ、ソロとしても Monopoly Child Star Searchersを始め多くの名義を持つ。2016年に本名名義で『The Stimulated Australia』を発表、オーストラリア滞在中に採取された環境音を用いた作品で、自然豊かな天然音からショッピング モール館内の空気も吸い込んだ緩やかなニューエイジな傑作盤で高評価を獲得した。また同時期発表のTyphonian Highlife名義の『The World of Shells』では打って変わり、電子音が飛び跳ねる未知なる異郷へと誘う驚異盤となり、Sun Arawのレーベル〈Sun Ark〉からも再発された。
日本国内からは、国内外からアンビエントを核に数々の作品を発表して来た実験音楽家chihei hatakeyamaとhakobune、そして“Good Mellows”をキーワードに新たなるバレアリックを提唱する〈SUBURBIA〉の橋本徹をAmbient areaに迎え、日本国外へも進出し、現行のディスコ/ハウスを牽引する新定番のフェスティバル『Rainbow Disco Club』のレジデントKikiorixとSisiが「Dance area」に登場する。
都会の雑踏へと注ぎ込む風流の木漏れ日、現代の憩いを表現すべくWWWにて開園『Balearic Park』を、お見逃しなく。
イベント詳細は以下の通り。
Date: 2017/10/13(Fri)
Venue: WWW/WWWβ
Open/Start: 19:00
Adv: 3,500yen+1D(500yen)
Door: 4,000yen+1D(500yen)
U25: 3,000yen+1D(500yen)
Ticket outlets: RA / e+ / LAWSON[L:76596]
Line up:
【Dance area at WWWβ】
DJ:
Suzanne Kraft (Melody As Truth/Kitjen/)
Andras Fox
Kikiorix(Rainbow Disco Club/VIS REV SET)
Sisi(Rainbow Disco Club)
【Ambient area at WWW】
Live:
Andras Fox
Lieven Martens Moana(ex Dolphin Into The Future)
Typhonian Highlife(ex Monopoly Child Star Searchers)
chihei hatakeyama(Room40 / White Paddy Mountain)
hakobune
DJ:
橋本 徹 [SUBURBIA]
artwork by KOTSU(CYK)
More info:
WWW