Opal SunnがNick Höppner主宰の新レーベル〈Touch from A Distance〉から最新EP『Parallax』をリリース
Photo : Suguru Saito: Red Bull Content Pool
2018.9.14
Opal SunnがNick Höppnerの新設したレーベル〈Touch from A Distance〉から4曲入り最新EP『Parallax』を10月12日にリリースする。
Opal Sunnの今回のリリースは、Nick Höppnerの以前のブッキングエージェントが〈Touch from A Distance〉始動の際にNick HöppnerへOpal Sunnを推薦したことがきっかけになったそうだ。Nick Höppnerの以前のブッキングエージェントは、ライヴセットを見た際に、Opal Sunnの非常によくコントロールされたレパートリーと、魅力的な即興演奏の才能に感激したという。(リリースの詳細は末尾に記載)
〈Touch from A Distance〉は、Panorama Barのレジデントで、〈Ostgut Ton〉の元レーベルマネージャーであり、主要アーティストのひとりであるNick Höppnerによる新たなレーベルプロジェクト。Nick Höppnerは近年は精力的に個人の活動を行い、その多くを〈Ostgut Ton〉とPanorama Bar/Berghainを拠点に過ごしてきた。〈Ostgut Ton〉はBerghainのイメージも相まって「テクノの名門」として広く認知されている部分も強く、この5年ほどの間に彼の友人や知人からリリースプロジェクトの相談があっても〈Ostgut Ton〉では相応しいと思えず、Nick Höppner自身にとっても重要になるであろう作品をリリースできるレーベルも無いと感じ、〈Touch from A Distance〉の設立に至ったという。
Nick Höppnerは〈Touch from A Distance〉にはアーティストではなく、A&Rとして関わり、新たなアーティストの輩出に務めていくようだ。第一弾には、デビューから驚異的な速度でリリースを続け、〈Holding Hands〉を運営しているDesert Sound Colonyの『Fast Life』がリリースされた。
Opal Sunnは、〈Holic Trax〉や〈Saints & Sonnets〉などでソロ作をリリースしているAlex KassianことAl Kassianと、2010年にロンドンで開催されたRed Bull Music Academyに参加したHiroaki OBAによって、2015年にベルリンにて結成されたプロデューサー/ライヴ・ユニット。元よりライヴセットに定評のあった2人による、多数のハードウェアを駆使したライブは、即興性の高いセッションを土台に楽曲の分解・再構築を織り交ぜながら遥かなるマシンハウスの銀河系へと展開していく。国内では、『Rainbow Disco Club』に出演しているほか、ベルリンを拠点に、ヨーロッパのヴェニュー/フェスで活動し、モロッコで開催されたフェスティバル『Atlas Electronic 2017』でのライヴセットは数多くの好評価を受けて、ヨーロッパでの存在感と卓越した実力を着実に示している。
HigherFrequencyでは2018年1月にOpal Sunnのロングインタヴューを掲載。Opal Sunnが〈Planet Sundae〉からリリースした最初のEPシリーズ『 Ⅰ (Part 1) 』と『 ⅠⅠ (Part 2) 』、これまでのキャリアについて迫っている。
Opal Sunnの最新EP『Parallax』の詳細は以下の通り。
Opal Sunn
『Parallax』
Release date: 2018/10/12
Label: Touch from A Distance
Cat no.: TFAD2
Formats: Digital / Vinyl
Tracklist:
1. Parallax
2. Aura
3. Mirage
4. Phantom