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〈Crème Organization〉主宰DJ TLRが10月に再来日ツアーを敢行、東京・中目黒SolfaではSkatebårdと共演

2018.9.13

〈Crème Organization〉のボス、DJ TLRが2018年10月に再来日ツアーを敢行する。また10月26日（金）に中目黒Solfaで行われる東京公演はSkatebårdとのダブルヘッドライナーでの開催となる。

『Body Meta presents DJ TLR Japan Tour October 2018』と題された今回のツアーでは、10月18日（木）のDOMMUNEを皮切りに、10月20日（金）には前回も好評を博した千葉sound bar mui、10月21日（日）には江ノ島OPPA-LAでのサンセット・パーティーに加え、東京・中目黒solfaではSkatebårdとのスペシャル・ダブルヘッダーの合計4公演が行われることが決定している。

90年代末よりオランダ西海岸のデン・ハーグを拠点に活動するDJ TLRことJoroen van der Starは、「For the freaks, by the freaks」をテーマに掲げる〈Crème Organization〉のオーナー。DJ TLR自身のエクレクティックなプレイと連動する〈Crème Organization〉では、世間のトレンドの移り変わりなど初めから眼中に無いかのように、カタログ初期から一貫してテクノ、エレクトロ、アシッド、インダストリアル、ジャングルといった様々なエッセンスが融合したユニークな音楽を、またその作り手であるLegowelt、Bangkok Impact、Marco Bernardi、Simoncino、Willie Burns、DJ Overdose、Innershadesなどをプッシュし続けてきた（また〈Crème Organization〉はNami Shimadaのリイシューを手掛けた海外レーベルとしても知られている）。

それが結果として、2010年代前後からRon Morelli主宰の〈L.I.E.S.〉やWill Bankhead主宰の〈The Trilogy Tapes〉といった新興の地下レーベルの活動にも大きな影響を与え、共振することとなり、DJ TLR自身も両者からアルバムやミックスをリリースするなどして、近年互いに交流を深めている。

一方のSkatebårdは、ノルウェーのアンダーグラウンド・ダンスミュージックを代表するベテラン・プロデューサー/DJ。2001年からリリースを開始して以来、今日まで、コンスタントにリリースを続けており、現在は2006年に設立した主宰レーベル〈Digitalo Enterprises〉を拠点としながら、ローカルの横の繋がりを網羅するかのように同郷のDJ SotofettとDJ Fett Burgerの〈Sex Tags Mania〉やPrins Thomasの〈Full Pupp〉、Double DancerとTarjei Nygårdによるドイツ/ノルウェー拠点の〈Untz Untz〉など実に多彩なレーベルから作品を発表している。作風も多面的で、エモーショナルなテクノ、オルタナティヴな未来的エレクトロ、デトロイトハウスを再解釈したようなスカンジナヴィア風コズミックハウスなど、正面からは捉えることのできない数々のスタイルを自身のオリジナルとしている。2018年7月には、DJ SotofettとLauerと共に「Atlas-E」を結成し、近年再評価の高まるイタロ・エレクトロ・ハウスを現代的に更新する作品『Ancient Electronic Plaza』をリリースした。