『Into The Valley 2018』が開催のキャンセルを発表
2018.9.14
スペイン・マラガのソハイル城で9月28日から30日にかけて開催予定だった『Into The Valley 2018』が開催のキャンセルをアナウンスした。
https://www.intothevalley.com/
『Into The Valley 2018』のオフィシャルHPの声明によると、
「私たちはスペインのフエンフロラでの『Into The Valley 2018』の開催キャンセルを発表することに、とてつもないショックを受けています。私たちは新しいフェスティバルを作り、『Into The Valley』のブランドを守るために12ヶ月間ノンストップでハードワークをこなしてきましたが、スペインでのフェスティバルのキャンセルを余儀なくされました。この避けることのできない状況は、チケットのセールスが低いことから発生しました。」
「私たちは非常に失望しています。私たちは『Into The Valley』ブランドの未来を作る建設的な解決法を実行すべく、全力を尽くしてきたと思っています。」
以前にもHigherFrequencyでお伝えした通り、『Into The Valley 2018』は日本からはLicaxxxが出演予定だったフェスティバル。さらには、Adam Beyer、Amelie Lens、Peggy Gou、Larry Hard、Omar-S、Acid Pauli、DJ Seinfeld、DJ Tennis、Floating Points、Hunee、Young Marco、Laurel Halo、Oscar Mulero、Regisなどがラインナップされていた。
『Into The Valley』は、2015年にスウェーデンのダーラナ地方にあるRattvik(レットビーク)にある野外劇場Dalhallaで始まったフェスティバルで、世界中のエレクトロニックミュージック・シーンを活性化させるというヴィジョンに基づいたブッキングが行い、ロケーションや、その土地を生かしたや食や文化、アートを楽しめるという魅力もあった。
しかし、2017年にスウェーデンで開催予定だった『Into The Factory 2017』のキャンセルによって親会社のMusic Goes Furtherは40万ユーロを超える損失を抱え、2018年に南アフリカで開催予定だった『Into The Castle 2018』のキャンセルを余儀なくされた。2017年6月にエストニアで行われた『Into The Valley 2017』でも、悪天候や集客不振から15万ユーロ以上の損失を出していた。これは、『Into The Castle 2018』のキャンセルのアナウンスと共に、『Into The Valley』がFacebookページにて報告された内容である。