上海ALLと東京WWWβによる交換プログラムシリーズ『上東』が、『STUDIO VOICE』協力のもと第2弾を9月に開催
2018.8.20
上海のALLと東京のWWWβによって互いのクラブ/ヴェニューで活動するレジデント・アーティスト/DJを交換するために発足された交換プログラム『上東』。9月1日(土)に上海ALLにて、9月22日(金)に東京WWWβにて開催される。
『上東』第1弾には、上海からTzusingとGazを迎え、東京からはD.J.FulltonoとMars89が上海に渡る形で、鮮烈な幕開けとなったこの交換プログラム。『上東』は、新しいローカルと音楽のセンスで拡張し形成されるアジアのアンダーグランド・シーンやアイデンティティにおいてヴェニューは何が出来るのか、その可能性を探求するプロジェクトでもある。
今回、9月1日(土)に開催される上海編には、パリの〈Antinote〉からInoue shirabeでデビューし、新たな名義で新境地へと突き進む岡山拠点のプロデューサーSHIZKA、都内を軸に自身のテクノなセンスを拡張するMari Sakuraiが出演することが決定。
9月22日(金)に開催される東京編では、上海拠点のプロデューサーとDJのコレクティブ〈Genome 6.66Mbp〉のメンバーでもあり、ALL主宰のGazのレーベル〈SVBKVLT〉からデビューしたHyph11Eと、アジアにルーツをもつコレクティブ〈Eternal Dragonz〉からEPデビューし、台北から上海に拠点を移したSCINTIIが来日。
国内からは、食品まつり a.k.a foodmanとのコラボでも知られる京都出身の気鋭プロデューサーNTsKi、Yusaku Arai、関西を拠点に『DARK JINJA』を主宰するプロデューサー/DJ/グラフィックアーティストのshine of ugly jewelが出演する。
またアジアの音楽特集として次号を9月にリリースする『STUDIO VOICE』が協力で本イベントに参加することも決定。ポスト・デジタル世代によるクラブミュージックの真新しい実験とオルタナティブな感性、東京と中国のアンダーグランドを通してアジアの躍動とシーンの息吹を感じて欲しい。
また、東京編の翌日の9月22日には、上海ALLに出演もあるShine Of Ugly Jewel(SOUJ)主宰のレーベル兼パーティ〈Dark Jinja〉がHyph11EとSCINTIIを招いて開催される。
各イベントの詳細は以下の通り。
ALL Shanghai ⇄ WWWβ Tokyo
exchange program 上東 Vol.2
【上海】
Date: 2018/9/1 (Sat)
Venue: ALL Shanghai
Open/Start: 22:00
Door: 80rmb
Line up:
SHIZKA [WWWβ Tokyo] – LIVE
Mari Sakurai [WWWβ Tokyo]
33EMYBW – LIVE
unhea7thy4u
Gouachi
【東京】
Date: 2018/9/21 (Fri)
Venue: WWWβ Tokyo
Open/Start: 24:00
ADV: ¥1,800
[ADV ticket outlet https://www.residentadvisor.net/events/1149264]
Door: ¥2,500
U23: ¥1,500
Line up:
Hyph11E [Genome 6.66MBP / ALL Shanghai]
SCINTII [ALL Shanghai]
NTsKi – LIVE
Yusaku Arai
Shine Of Ugly Jewel
More info: http://www-shibuya.jp/schedule/009399.php
※You must be 20 or over with Photo ID to enter.
【大阪】
DARK JINJA
Date: 2018/9/22 (Sat)
Venue: Compufunk Records Osaka
Open/Start: 23:00
Door: ¥2000
Line up:
Hyph11E [Genome 6.66Mbp / ALL Shanghai]
SCINTII [ALL Shanghai]
Le Makeup
ECIV_TAKIZUMI
YUKI PACIFIC
shine of ugly jewel
STUDIO VOICE VOL.413
『Flood of Sounds from Asia-そこで生まれる音楽-』
Release date: 2018/9/20
アジアーーいまそこで生まれている音楽は、文化的・歴史的・言語的な複雑さと多様さを備えたまま、同時代のグローバルな音楽性と結びつく。もはやそれらは「ワールドミュージック」でも「辺境音楽」でもない。邦楽/洋楽の棲み分けによって凝り固まった嗜好性や先入観を手放し、音楽飽食時代のリスナーたちはみずからを更新するときがきた。真にオルタナティヴな「聴き方」を探し求めてアジアを旅した、2015年の復刊後初となるSTUDIO VOICEの音楽特集。