〈Hyperdub〉とAdult Swimが共同企画コンピレーション『HyperSwim』を11月22日にリリース
2019.11.20
2019年で15周年を迎えたKode9主宰レーベル〈Hyperdub〉が、大人向けアニメ/カートゥーンを制作および放送している世界的プログラム「Adult Swim」と共同で企画したコンピレーション『HyperSwim』を11月22日(金)にリリースする。
『HyperSwim』は、UKベースミュージックの核となる「ダブ」を拡張してきた看板アーティストのBurialを始め、Ikonika、Cooly G、Dean Blunt、Laurel Halo、Scratchclart(a.k.a Scratcha DVA)、シカゴ・フットワーク勢のDJ SpinnやDJ Taye、アジアやアフロを経由したコンテンポラリー/オルタナティヴなダンスミュージックを生み出すFatima Al Qadiri、Doon Kanda、Okzharp、DJ Haram、Nazar、さらにこの数年でレーベルと契約しLPを発表したLee GambleやMHYSA、Proc Fiskal、Mana、Angel Hoといった、〈Hyperdub〉のカタログを彩ってきた新旧アーティスト19組が新曲を携えて参加している。
同作からは先行して、Laurel Haloの“Crush”とAngel Hoの“Chaos”が公開されている。
2001年にKode9ことSteve Goodmanによってウェブマガジンとして始まり、2004年にレーベルに発展した〈Hyperdub〉は、今日のエレクトロニックミュージック・シーンの指標であり、また同時に先鋭として飽くなき探求を続けるカッティングエッジなレーベルとして健在している。
00年代初期よりサウス・ロンドン発祥のダブステップ/グライムに始まり、サウンドシステムカルチャーに根付くUKベースミュージックを拡張し、以降、10年間において大きな発展を遂げたインターネット経由のオルタナティヴなインディミュージック、シカゴ・フットワークやアフロ、アジアのダンスミュージック、新世代のクィア・カルチャーから生まれたコンテンポラリーなエレクトロニックミュージック、そして現代のプロデューサーやコンポーザーに大きな影響を与える日本のゲームミュージックなど、フィジカルに限らず、カルチャーの源泉である種の「“現場”で生まれた音楽=ストリートミュージック」を概念とするように世界各国のあらゆるリズム/メロディ/サウンドをキュレートし、革新として越境を続けてきた。
また12月7日(土)には、〈Hyperdub〉は、同レーベルの指針と共振するWWWレジデント・シリーズ『Local World』とコラボし、レーベル設立15周年パーティーをWWWとWWWβを開催する。Kode9がLawrence LekとのコラボレーションA/Vライヴセットを日本初披露するほか、『HyperSwim』に参加しているDoon KandaとNazarなど、5組が来日する。こちらもお見逃しなく。
〈Hyperdub〉とAdult Swimによる共同コンピ『HyperSwim』の詳細は以下の通り。
V.A
『HyperSwim』
Release date: 2019/11/22
Label: Hyperdub / Adult Swim
Tracklist:
1. MHYSA – “Games”
2. Okzharp & Manthe Ribane – “In Your Own Time”
3. Ikonika – “Primer”
4. Proc Fiskal – “Devlish River”
5. DJ Taye – “Inferno”
6. DJ Haram – “Get it”
7. Angel Ho – “Chaos”
8. Burial – “Old Tape”
9. Doon Kanda – “Perfume”
10. Mana – “Climbing The Walls”
11. Dean Blunt – “Darcus”
12. Scratchclart – “Baka”
13. Cooly G – “Nocturnal”
14. Nazar – “Unruly”
15. Kode9 – “Cell3”
16. DJ Spinn – “Opioids”
17. Lee Gamble – “Chain 9”
18. Laurel Halo – “Crush”
19. Fatima Al Qadiri – “Filth”