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Stennyがデビューアルバム『Upsurge』をZenker Brothers主宰レーベル〈Ilian Tape〉から11月にリリース

2019.11.20

ミュンヘンを拠点とするZenker Brothers主宰レーベル〈Ilian Tape〉の看板アーティスト、Stennyがデビューアルバム『Upsurge』を11月19日に同レーベルからリリースする。

Stennyは、イタリアはトリノ出身で、現在はミュンヘンを拠点に活動するプロデューサー/DJ。2011年に〈Ilian Tape〉の一員となり、2012年には同レーベルのコンピレーション『Bias Jams – 1』に参加すると、翌2013年にEP『Solstice Deity』でデビューを果たす。そして、その後の6年間で7作のEP（そのうちひとつはレーベルメイトのAndreaとの共作）をリリースし、今や〈Ilian Tape〉の中心的存在となっている。

90年代のテクノとIDMに触発され、ジャングルとハードコアを参照したStennyの音楽性は、機能的なだけでなく、時折、密集した雰囲気とは対照的にも存在しており、それはより“クラブ”という空間を中心に捉えながらジャンルの境界を気にすることなく発展していると言える。作品ごとに絶えず進化を続け、遂に〈Ilian Tape〉としてはコンピレーション、Zenker Brothers、Skee Maskに次ぐ5作目のLPリリースとして、デビューアルバム『Upsurge』をリリースするに至った。

レーベルが「繊細な魂の音楽の旅」と表現する『Upsurge』は、誰もが経験する“高さ”と“低さ”を反映させた、全体を通じて浮き沈みを繰り返す作品となっている。またStenny本人はプレスリリースにて、「これは、困難でありながらも美しきこの数年間に、直面した大きな変化、新たなる挑戦、そして悲しき日々によって作られた音楽です。何年にも渡って、人生が私たちを貫く複雑な感情に対処してきました。それ以上のものはありません」とコメントを寄せている。