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〈Fit Sound〉主宰のFIT Siegelが12月中旬に東京・中目黒Solfaと大阪Compufunk Recordsをめぐる初来日ツアーを敢行

2018.12.6

レーベル〈Fit Sound〉とディストリビューション会社「Fit Distribution」を運営し、現在のデトロイトのミュージックシーンを根底から支えるプロデューサー、FIT Siegelが12月に初来日ツアーを敢行する。

12月15日（土）には中目黒Solfaに登場し、FIT SiegelがNYで氏のMIX CDを購入したというエピソードからラヴコールを送るCOMPUMA、主宰パーティー『DAZE OF PHAZE』において世界各地の実力派DJを招聘しながら、自身も全く引けを取らないプレイで日本国内のパーティークオリティの高さを見せ続けているKABUTOなどと共演。12月16日（日）は大阪Compufunk Recordsで開催されるデイパーティーでプレイ。大阪屈指のレコードショップMole MusicのMITSUKI、『NIAGARA』に参加するCOTAと共演する。

FIT Siegelは、〈Underground Resistance〉の本部「Submerge」の”Mad” Mike Banksから音楽制作を学び、2012年にOmar Sが主宰するレーベル〈FXHE〉からL’Reneeをヴォーカルにフィーチャーしたシングル『Tonite』でデビューを果たした。その後には、O.m.a.r – S & L’Reneeによる『S.E.X.』のリミックス制作に関わり、デビューと同年にはGunnar WendelことKassem Mosseとのコラボレーション『Enter The Fog』を制作し、〈FXHE〉からリリースしたりと活発な活動を見せてきた。一方で、〈FXHE〉や〈Underground Resistance〉のDIY精神を継いで、FIT Siegelが運営を行うレーベルで、これまでにMarcellus PittmanやDJ Sotofett、MGUNなどが作品を残してきた〈Fit Sound〉からも自身の作品をリリース。特に2015年にFIT Siegel名義でリリースした『Carmine』は、その年の『Resident Advisor』の「Top 50 tracks」で3位を獲得し、一躍注目を集めることとなった。2018年には、DJ Sotofettとのプロジェクト「S & M Trading Co.」として、EP『Metal Surface Repair』を〈Fit Sound〉からリリースし、新たなるサプライズをシーンに与えた。

〈Fit Sound〉を背負うFIT Siegelは、デトロイト発のダンスミュージックの影響下にある世界中のアーティストを再びデトロイトへと引き込み、さらなる繁栄を担いながら現在のデトロイトアンダーグラウンドの支柱となるべく、静かに立ち上がっている。