Yves Tumorが12月20日にContactで初来日公演を開催、machìnaやAya Gloomy、SINSENSAと共演するライヴナイト
2018.12.6
〈Warp〉の期待の新星であり、電子音楽、クラシック、ポップなど多彩なスタイルを取り込んだ怪作『Safe In The Hands Of Love』で注目を集める2018年の最重要アーティスト、Yves Tumorが12月20日にContactへ緊急初来日を果たす。
ダークポップ界の新たなカリスマとなったYves Tumorは、電子音楽を軸に多彩なジャンルを掛け合わせることから“エレクトリックミュージック界の冒険家”と称されており、その契機になったのは、ベルリンの先鋭実験レーベル〈PAN〉からの前作『Serpent Music』(2016)が、ArcaやBrian Enoらの同年リリースの作品と並んで、『Pitchfork』の「The 20 Best Experimental Albums of 2016」に選出され、最高級の評価を獲得した事であった。
2017年には〈Warp〉との電撃契約が発表され、同年12月には、坂本龍一のリミックスアルバム『ASYNC – REMODELS』に、Oneohtrix Point Never、Alva Noto、Cornelius、Jóhann Jóhannssonらと共にリキミサーとして名を連ねた。そして2018年7月に、移籍後第一弾シングル“Noid”をリリースすると、早速『Pitchfork』にて「Best New Music」を獲得。その後、立て続いて“Licking An Orchid”をリリースし、こちらも『Pitchfork』にて「Best New Music」を獲得した。〈PAN〉からリリースしたデビューアルバム『Serpent Music』でYves Tumorは、70sソウルのエッセンスとエクスペリメンタルがサイケデリックに邂逅したような新次元の音楽を披露したのに引き続き、〈Warp〉からのアルバム『Safe in the Hands of Love』においては、『Pitchfork』が、Marvin GayeやThe Cureも引き合いに出すほど、ディスコ、ソウル、そこにゴシックでダークな音楽性までを包括。ダークでゴシックな一面を持ち、グロテスクさの中に耽美さを調和させる音楽性は、他を寄せ付けないほどに孤高的であるが、一方で彼のライヴは、先鋭的なノイズからクラシカルなサウンドまで、万華鏡を覗き込む様に音の変化を生み出す。
『Safe in the Hands of Love』の鬼の顔のようなアルバムジャケット、奇抜な外見とは裏腹にイノセントな表情を浮かべたアーティスト写真、知ろうとすればするほど謎が深まるYves Tumor。2017年に行われた貴重なインタビューの中でも「多くの人は私の存在が何なのか困惑してると思う。けどそれでいい」と自ら語る通り、その実態は、その目で見た者にしか語り得ない、あらゆる情報の氾濫の中でイメージが人間そのものの形態を超越して構築されていくの今世において、稀有なアーティストであることを感じさせる。
12月20日にContactで開催されるYves Tumorの初来日公演の共演には、モジュラーシンセを取り入れたボーカルパフォーマンスが話題のmachìnaと、原宿の「Big Love」から透明感のある浮遊オルタナポップを発表するAya Gloomy、エレクトロニカ/アンビエント〜テクノ〜アコースティックな音までを混合させる2人組電子音楽ユニットのSINSENSAが決定している。
イベントの詳細は以下の通り。
Yves Tumor “Safe In The Hand Of Love” release tour
Date: 2018/12/20 (Thu)
Venue: Contact
Open: 18:30
Close: 23:00
Door: ¥2500 (+1D ¥600)
ADV/Before 19:30: ¥2000 (+1D ¥600)
ADV ticket outlets: Resident Advisor / clubberia / iflyer / e+
Line up:
[Studio]
Yves Tumor (Warp | US) -Live
machìna -Live
Aya Gloomy -Live
SINSENSA -Live
[Contact]
Compuma
Mari Sakurai
…and more
More info: Contact
東京都渋谷区道玄坂2-10-12新大宗ビル4号館B2
Tel: 03-6427-8107