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〈Butterz〉オールスターズが『DBS』の22周年記念パーティーに集結

2018.9.11

UKアンダーグラウンドミュージックのリアルなヴァイブを伝えるべく1996年にスタートした『DBS』が22周年を迎える。記念すべき『DBS』22NDアニヴァーサリーはUKの新世代レーベル〈Butterz〉8周年とジョイントしたダブルバースデーバッシュとなり、〈Butterz〉オールスターズが代官山UNITに結集する。

これまで『DBS』は、ジャングル/ドラム＆ベース、ダブ/ルーツレゲエ、ブロークンビーツ～ニュージャズ、グライム、ダブステップ、UKファンキーの真髄、最前線を紹介し続けてきた。〈Butterz〉のリーダーであるElijah & Skilliam、看板プロデューサーのSwindle、紅一点のFlava Dは過去の『DBS』で来日出演経験もある。

今回は、『DBS』22周年と〈Butterz〉8周年に相応しく、〈Butterz〉ファミリーが総出演。

まずは、〈Butterz〉を主宰し、10年前にはグライムシーンの情報交換の場となる「grimeforum.com」を設立し、Rinse FMやFabricでのレギュラーを務めてUKグライムシーンに貢献してきたElijah & Skilliam。

グライム/ダブステップ～ジャズ/ファンク/ダブベースを混成し、独自のスタイルへと昇華したマシーンファンクへと進化、昨年はブラジリアンやPファンクへの傾倒も見せ、新世代のブラックミュージックを提示し続けているSwindle。

UKハウス、ガラージ、グライム、ベースラインを自在に行き交うプロダクションと独創的なDJプレイで近年ブレイクスルーし、2016年は〈Fabric〉の人気ミックスCD『FABRICLIVE88』に抜擢され、ロンドン屈指の人気クラブXOYOでは13週に渡りレジデンシーを務め、UKベースミュージックの女王として世界各地を揺さぶるFlava D。

大学生時代にElijah & Skilliamの「grimeforum.com」の常連であり、2010年前後にプロデューサーとして彗星のごとく現れると、立て続けにUKガラージとグライムのビッグチューンを連発し、今ではグライム/UKガラージDJのトップに君臨する貴公子Royal-T。

そして、今回が待望の初来日となるUKガラージ/ベースライン・マスターのDJ Q。

2000年代前半にシェフィールドのクラブ「Niche」から胎動した音楽「BASSLINE（ベースライン）」は英国北部を中心にしたアンダーグラウンドなゲットー・ダンスミュージックから現在は、ベースミュージックの最前線として世界各地に広まっている。そんなベースライン界において長らく中心的存在であり続けるのがDJ Qである。1985年に英国北部のハダースフィールドに生まれた彼は12歳でUKガラージシーンに参入、15歳で地元のパーティーでプレイを始めた。19歳の2004年には「BBC Radio 1Xtra」に抜擢されて「UKG Mix Show」を開始した。2012年に8年間務めたBBC Radio 1Xtraを勇退し、制作を加速させると、初のミックスCD『Enters The Unknown』、ダブプレート集大成『The Archive』で飽くなき創造力を示し、2ステップ回帰の“Brandy & Coke”、ルーツレゲエの新解釈となる“Dibby Dibby Sound”がヒット。100作以上のプロデュースワークと平行してDJ活動も多忙を極め、2017年の『All Night, All Week』と題するUKの9都市を巡るツアーはトータル50時間を超すロングセットに。そして2018年1月には同ツアーのショーケースアルバム『All Night』を発表。高揚するソウルフルなグルーヴで圧倒的なDJ Qの世界を創っている。そして2018年7月には満を持して『FABRICLIVE99』に登場し、ノリに乗り続ける中で待望の初来日を果たす。