HOW TO rekordbox Vol.1 & 2
Text : Hiromi MatsubaraVideo : Shotaro Miyajima
2020.4.30
動画で見るrekordboxの基本的な使い方
「rekordbox」──── DJをしている方であれば、一度はこの名前を目にしたこと、もしくは耳にしたことがあるでしょう。すでにUSBを使ってDJをしている方でも「rekordboxを使ってみたいけど、具体的に何ができるのか分からない」や「機能がいっぱいで使い切れているのか分からない」という方も多いと思います。 rekordboxは言わば、デジタル音楽ファイルの管理を効率的かつ直感的に行うDJ向けの無料のソフトウェア/アプリケーション。高精度の楽曲解析を使うことで正確なBPMやキーを把握することができ、楽曲の特徴や展開を細かく波形で見て、直感的に把握することを可能にします。それだけでなく、あらかじめCUE(頭出し)の位置や楽曲再生中にループさせる部分を設定したり、プレイリストの作成や演奏履歴の閲覧、相性の良い楽曲を登録したりすることで、CDJやDJコントローラーを使ったDJプレイの効率を上げるサポートをしてくれます。これからDJを本格的に始めようと思っている方にもお勧めです。 使い方は十人十色。模範的な使い方もあるようで無いです。基礎操作を覚えたら、自分の目指すDJパフォーマンス/DJスタイルに合った使い方をすぐに見つけることができると思います。まだPCにrekordboxが入っていない方は、まずこちらからインストールをしていただいて、すでにPCに入っている方は立ち上げていただいて、画面と見比べながら、こちらの動画をご覧ください。 &nbs ... READ MOREPioneer DJ “DJM-V10” Engineer Interview
Text & Interview : Hiromi MatsubaraPhoto : Shotaro Miyajima
2020.4.15
6チャンネルで、全てが4バンドEQ。それだけでなく、アイソレーターが搭載され、従来のモデルでSOUND COLOR FXの位置にあったエフェクト系統はFILTERとSEND FXに分離。一目して先ず、そのノブの数に驚いた方も多いでしょう。その名も「DJM-V10」── 現在の〈Pioneer DJ〉のクラブスタンダードモデルであるDJM-900NXS2までの一連とは異なるラインに位置付けられながらも、実際の操作感は、同ブランドのDJミキサーシリーズからの大幅なアップデートがあり、世界的に多様化が著しいDJパフォーマンスのあらゆるスタイルとそのニーズに適う新機能も搭載された、“DJの思い描く夢を現実にしたようなDJミキサー”と評するに相応しい逸品だ。
ではDJM-V10の何がこれまでのDJミキサーシリーズとは違うのか。それを事細かに解き明かすのが、こちらの、DJM-V10の開発に携わった6名のエンジニアへのインタヴューである。全長約30,000文字。企画段階から研究・開発段階まで、最高峰のDJミキサーの表裏に詰まっている、エンジニアの飽く無き探求と苦労を篤と読取っていただけたら幸いだ。
「DJM-V10」はアーティストの自己表現を最大限引き出す
ーー早速なのですが、DJM-V10の企画開発が始まったきっかけは何だったのでしょうか?
モンペティ:何か特別なきっか ... READ MORE
HOW TO rekordbox Pro Edition: Okadada
Text & Interview : Hiromi MatsubaraVideo : Shotaro MiyajimaPhoto : Risa Nishimura
2019.11.21
プロフェッショナルDJの楽曲管理術 ── Okadadaの場合
本当の話上手というのは、独り語りも上手ければ、複数人の他者との対話も上手い。そもそも、そういう人は物事に対する吸収力とリテラシーが高くて、構成力はもちろん、例えば、在るひとつのテーマに対して何種類もの角度から切り出せるほどに話の種を豊富に持ち合わせている。気遣いがありながらも対話の中にはエゴが程よく見え隠れして、そして何よりも、間の取り方と詰め方が巧妙で向き合ってみると中々に心地良い。特別に人懐こいわけでもなく、かと言って冷たいわけでもなく、時に情熱的に魅せてくれるところがまた趣深いのである。OkadadaはそんなDJだ。 どれほどに幅広いジャンルの曲をプレイし、いかに様々な大舞台に立ってきたかを文字で連ねるよりも、Okadadaの話を聞いたり、文字で読んだり、会話をしてみる方が、遥かに彼のDJの本質に近付いているような感覚になる。Okadadaはブースとフロアの間に起こるスリリングな関係性に構え過ぎることも無ければ、妥協もしない。フロアで聴いていると何かを問い掛けられているような気分にもなるし、ブースの中にいる彼に衝撃や意外性を求めたくもなる。そして大概、思わず笑みが溢れてしまう方法で応えてくれる。そして恐らく、彼自身もそうやって音楽を聴いている節があるような気がする。 DJスタイルが十人十色であるならば、DJに向けての準備方法も十人十色。Okadadaは、Pioneer DJの楽曲管理ソフトウェア「rekordbox™」を使い ... READ MOREHOW TO rekordbox Pro Edition: Licaxxx
Text & Interview : Hiromi MatsubaraVideo : Shotaro MiyajimaPhoto : Risa Nishimura
2019.11.5
プロフェッショナルDJの楽曲管理術 ── Licaxxxの場合
ここでは厳密な線引きはさて置いても、メインストリームからアンダーグラウンド、それもファッション、アート、ディープな音楽イベント/パーティーに至るまで、実に様々なシーンを“DJ”という肩書きで接続するLicaxxx。彼女の名を目にするイベント/パーティーと言えば今やカテゴライズが不可能で、現時点までのその勢力的な活動を端的に表せば、“2010年代サブカルチャーのハブ”のようである。 そして正にいま、LicaxxxはDJキャリアの分岐点に立っている。数年前まで都内外を中心としていた活動範囲も最近では東アジアへと拡がりを見せ、いよいよアジア全域からヨーロッパのシーンへと本格的に足を踏み入れていこうというステップに立った2019年2月には、彼女の活動にとって真新しく、かつグローバルな名刺にも成り得る「Tokyo Community Radio」を設立。その直後の5月から9月までは、新たな看板を背負う形で、これまでの集大成となる全国約20ヶ所を巡るジャパンツアーを敢行。様々な意味合いが交錯するツアーの中のとある面で、彼女は自身のモチベーションのギアアップを計った。 今回のインタヴューは、ツアーファイナルとなった9月28日の恵比寿LIQUIDROOMでのオールナイトロングセットの翌々日に行われた。DJスタイルが十人十色であるならば、DJに向けての準備方法も十人十色。Licaxxxは最近ではレコードを併用するようになったが、長らくデジタルフォーマットでDJを ... READ MOREWWW X presents “Discwoman – Amplify Each Other” Talk Session at DOMMUNE
- 2018/11/22 @DOMMUNE
Text : Hibiki MizunoSpecial thanks : DOMMUNE, Shimpei Kaiho, Sapphire Slows, YonYon, Arisa Shirota
2019.2.7