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Kim LaughtonとMechatokのA/VプロジェクトTAR Loopが、Radd LoungeのサポートのもとWWWβにて東京公演を開催

2018.11.12

現代デジタル・アート/ファッションの先駆け、上海拠点の奇才Kim LaughtonとLorenzo Senni主宰〈Presto!?〉からの新鋭Mechatokのオーディオ・ヴィジュアル・プロジェクトTAR Loopが渋谷のセレクト・アパレル・ショップ「Radd Lounge」のサポートにより、SUGAI KENを交えての東京公演を12月1日に開催する。

上海のヴェニュー「ALL」を起点に音楽/アート/ファッションが一体となり、時代のエッジを際立たせる新オルタナティヴな中国アンダーグランド。その初期からシーンの一員として、また〈Fade To Mind〉やVisionistのアートワークやMV、日本では〈PHIRE WIRE〉といったブランドなど、数々のヴィジュアルを手掛け、現代デジタルアートのひとつの潮流として浮かび上がった「ポスト・インターネット」を特徴づける3Dイメージのモデルにもなった先鋭Kim Laughton。

そして、ストックホルムの〈Staycore〉からデビュー、最新作をLorenzo Senni主宰の〈Presto!?〉からリリースし、艶めくシンセとメランコリックな作品で“脱構築”のアートを経由し、Uli KやYoung Leanのプロダクションへの参加や、Mr Mitchのリミックスも手掛ける新世代のエモーションをポップに揺さぶるベルリン拠点の新鋭Mechatokがタッグを組み、オーディオ・ヴィジュアル・プロジェクトTAR Loopをスタート。

insight from Kim Laughton on Vimeo.

TAR Loopは、ある男がトラックで目覚め、非日常的な混乱と狂気に満ちた状況で運転を命じられレースをする物語となっており、Kim Laughtonの映像とMechatokの音楽のシナジーによってユニークな世界観を創り出している。

また、国内からのゲストには、日本の古典音楽を用いたコンテンポラリーなアンビエントで躍進するSUGAI KENが登場。

日本の夜を想起させる独特なスタイルを軸に、国内のコアな俚伝をギミカルに電化させるトラックメイクで、2016年に日本屈指のレーベル〈EM Records〉からの作品『如の夜庭 Garden in the Night (An Electronic Re-creation)』により世界中のコアなリスナーとコネクト。2017年作『不浮不埋 UkabazUmorezU』が国際的な評価を獲得し、2016年作『鯰上 On The Quakefish』はリプレスもレーベル元で完売となっているなど、各作品が今最も高く評価されている日本人アーティストだろう。〈Ninja Tune〉によるミックスシリーズ「Solid Steel」にRob Boothを唸らせた不思議なミックスを提供し、年始には〈Hessle Audio〉へも奇特なミックスを提供。4月のEUツアー（by RVNG Intl.）ではUKでのCafe OTO公演がソールドアウトになるなど、注目度の高さを伺わせ、全13公演（6ヶ国）にてその独自性を遺憾なく発揮した。2018年に入り、〈Yerevan Tapes〉と〈Discrepant〉から既に2タイトルをリリース済みだが、国内外からの依頼多数により、現在複数のリリースを控える。尚、現行シーンでの活動と並行し、国内の郷土芸能アーカイヴプロジェクトに複数携わる等、亜種な活動を兀兀と展開中でもある。

『TAR Loop Asia Tour Tokyo』では、これまでに〈N.A.F.F.I〉やM.E.S.H.とのコラボレーションも行ってきた、IRIKIによって創設された東京拠点・渋谷のセレクト・アパレル・ショップ「Radd Lounge」のサポートにより、レジデントのKONIDA、WRACK、BIッKINなどが出演しサポート。新世代のアートとファッションによって感化されるエレクトロニック／ダンス・ミュージックのヴィジュアルとサウンドを体感して欲しい。

イベントの詳細は以下の通り。

TAR Loop Asia Tour Tokyo

supported by Radd Lounge

TAR LOOP Asia Tour Tokyo