Samo DJがメルボルンのレーベル〈BIZARRO〉から新作EP『To Apeiron』を9月末にリリース
2019.8.26
スウェーデンはストックホルム拠点のDJ/プロデューサー、Samo DJがオーストラリア・メルボルンのレーベル〈BIZARRO〉から新作EP『To Apeiron』を9月27日にリリースする。
Samo DJは、スウェーデンはストックホルムを拠点に、レーベルおよびコラボレーションのプラットフォームである〈Born Free〉を同郷のDJ Slingと共に主宰しており、カルト的な人気を誇る〈The Trilogy Tapes〉や〈L.I.E.S.〉、東京拠点のライブラリーレーベル〈Snaker〉、リエディットなども多数リリースするカルト〈Macadam Mambo〉など、実に様々なレーベルから際どいサンプルネタを解体して再構築した音源をリリースするアーティスト。またスウェーデン発の奇才SkudgeとのユニットFour Legs、香港スラムに捧げるシネマティック・プロジェクトであるKWC92など数々の名義を使い分けつつ、Tzusingや5ive、〈Studio Barnhus〉の中核を担うBaba Stiltzとの共作も行うなど、器用さと音楽的センスの良さは折り紙付きである。
今回、Samo DJの新作EP『To Apeiron』をリリースするレーベル〈BIZARRO〉は、オーストラリアのメルボルンを拠点とする同名のイベント/パーティー、ツアーの企画とPRのエージェンシーであり、ポッドキャストシリーズとしても国内外で広く知られている。レーベルは、Roza TerenziのEP『Worldwide』と共に2019年に始動し、Samo DJの新作は、第2弾リリースとなる。
『To Apeiron』は、「サウンドトラックの美的要素を考察した映画のようなEP」となっており、不可思議な回廊を進むようなサウンドとカリプソのトーンが漂う作品となっている。燃焼するエンジンの音と、さり気なく陳腐な映画のセリフとの間を縫っていく、ウォンキーでカサカサとした4曲を収録。そのサウンドスケープは「荒涼としていながら、必然的に繋がっているように見える風景の中を、渦巻いたり、転がったりしている」「時にはボーッと、時には深くメロディック」とプレスリリースで解説されている。
B1(4曲目)には、カナダ・モントリオール拠点のプロデューサー、ex-terrestrialによる、享楽の後の余韻のような楽しげなエコーとダビーなパッドで構築されたリミックストラックが収録されている。
Samo DJの新作EP『To Apeiron』の詳細は以下の通り。
Samo DJ
『To Apeiron』
Date: 2019/9/27
Label: BIZARRO
Cat no.: BZR002
Format: 12” / Digital
Tracklist:
A1. Folie
A2. Pär Och Annika
B1. I dream
B2. Pär Och Annika (ex-terrestrial Remix)