宇都宮市の“大谷石地下採掘場跡”にて開催される『REITEN presents Ensō』にTobias.、Rabih Beaini、ENA、YPY、Lemna、Akiram Enなどの出演が決定
2020.2.4
2020年4月10日(金)と11日(土)に、栃木県宇都宮市の地下に広がる巨大空間「大谷石地下採掘場跡」にて開催される新たな電子音楽のフェスティバル『REITEN presents Ensō』の第1弾出演アーティストラインナップが発表された。
旧帝国ホテルの建築材にも使われたという大谷石を掘り出してできた巨大な地下空間「大谷石地下採掘場跡」は、広さ2万平方メートルに及び、野球場がひとつ入ってしまう大きさ。柱が整然と並び、灯された明かりと柱の影が幾重にも続くその場所は、映画やドラマのロケに使われることも多く、まるで地下神殿を思わせる神秘的な光景となっている。『REITEN presents Ensō』では、日本遺産でもある「大谷石地下採掘場跡」の地下空間を音楽とヴィジュアルアートの実験的なライヴのステージに、切り立つ岩に囲まれた大自然の屋外エリアは広範なプレイを得意とするDJのステージにし、ここに日本でも名の知れた電子音楽の国内外アーティストが多数出演。素朴で柔らかく温かみのある質感の大谷石(おおやいし)は、いわゆる一般的なイメージの石とは異なった吸音と反響の絶妙なバランスが特徴。ここでしか鳴らない“音”にぜひ耳を傾けていただきたい。
実験音楽コンサート要素の強い地下のステージでは、全アクトがライヴパフォーマンスを披露。“反復する低音”でフィジカルに踊り続けるレイヴパーティーとは異なり、より深く聴き入ることで見えてくる律動に流動的快楽を見つけだし、全体意識の活性化を促す空間を演出するという。
こちらのフロアには、現行の電子音楽シーンにおいて、多方面のアーティストが絶対的信頼を寄せるアーティストで、多様な名義の下、変幻自在なサウンドスケープをデザインするTobias.。さらに、過去にはMorphosisとして自身のレーベル〈Morphine Records〉などからオリエンタルなテイストを織り交ぜた作品を数多く発表し、カルト的人気と、今もなおオリジナリティに溢れた進化を続けるアーティストRabih Beainiが来日出演することが決定。
さらに、『Dekmantel 2020』への出演が発表されたインストゥルメンタル・カルテット goatを率いる日野浩志郎のソロプロジェクトで、2019年は前述のRabih Beainiとのジャパンツアーも記憶に新しい、国際的な舞台での活躍も目覚ましい YPY。『Berlin Atonal』を始めとした実験音楽の祭典や、Rashad Beckerといったサウンドマスターとのコラボレーション、次世代音響システム「4D SOUND」を駆使した公演を行うなど、常に挑戦と進化の中に身を置く孤高のアーティストENA。ライヴコーディングシステム Conductiveを使用した斬新な手法を取り入れ、リアルタイムにプログラムを書き換えるパフォーマンスを“アルゴレイヴ”と自ら名付けたアルゴリズムによる即興音楽を演奏するRenick Bell。パフォーマンスの度に環境に対応してリビルドされるライヴセットは、その完成度とこだわりから多くのリスナーの 耳を震わせる。
2019年1月にSNTS主宰のレーベル〈Sacred Court〉よりEP『Figure and Ground』を、そして2019年10月には彼女のホームレーベルでもあるエクスペリメンタル・テクノ~ダーク・アンビエントを主導する〈Horo〉から、心酔に尽きる音像を納めた2つのEP『Retrocausality: A Priori / A Posteriori』を発表し、再びシーンに衝撃を与えているアーティスト、Lemna。京都で〈10 Label〉を立ち上げ、これまでにSteven PorterやNobusawaといった名義でのDJ NOBUとの共作を発表し、また近年では驚異的なペースでリリースを続けるサウンドアーティストのKatsunori Sawa。そのKatsunori SawaとのユニットSteven Porterの片割れであり、〈10 Label〉の共同設立者としてアヴァンギャルドなサ ウンドを世に送り出してきたプロデューサーYuji Kondo。
切り立つ岩に囲まれた大自然の屋外エリアは、ミュージック・コンクレート(具体音楽)を始めとする、環境音楽、実験音楽、ノイズ、エレクトロアコースティッ ク、ジャズからテクノへと幅広く、ジャンルレスな個性で独特の世界観を作り出すDJたちによるディープリスニングステージとなる。
『rural』『Future Terror』『MNML SSG』といった日本を代表する野外フェス&テクノパーティーに出演する傍ら、八王子SHeLTeRにて開催されている『SCI-FI』のレジデントDJであり、幡ヶ谷Forestlimitにてディガー集団で構成される“Deep Listening Lab”の『ideala』を主宰するAkiram En。八王子SHeLTeRの『Sequence』のレジデント、幡ヶ谷Forestlimitのディープリスニングパーティー『Satori』を主宰するPsychonaut。インディペンデントレーベル兼イベントシリーズ〈0奏 (edition zeroso)〉のMaki。エクスペリメンタルユニットFuguliのメンバーであり、テクノとノイズを越境するパーティー『Conflux』や『場』『震道』『Konvektion』『Camp Off-tone』など、様々なパーティー/野外イベントのオーガナイズに関わっているYoshitaka Shirakura。
前述のRabih Beainiなどを招聘し、東京を拠点にヨーロッパ~オーストラリアなど、 国内外での出演を重ねているChloé Juliette。近年、ブラジルやドイツでのVOODOOHOPやAcid Pauliの主催パーティー、北カリフォルニアの人気フェス 『Priceless』など活動の幅を広げている7e。インダストリーな非ダンスミュージックを表現するなど、変芸自在に表情を変えていくAkey。北海道岩見沢市の幌向川ダムにて開催されているオープンエアパーティー『Airium』の主催に加え、2019年12月の 『REITEN』主催のMark Fell来日ツアーに出演を果たしているManabe。
なお、現在販売中の早割2日券(¥12800)は残りわずか。早割チケットがなくなり次第、前売2日券(¥15800)の販売がスタートする。「大谷石地下採掘場跡」はこれまでのフェス会場とは異なるロケーションでもあるので、来場前に交通、宿泊、服装などの注意事項を必ずご確認いただきたい。
イベントの詳細は以下の通り。
REITEN presents Ensō “Festival for Sonic and Visual Arts”
Release date: 2020/4/10 (Fri) – 11 (Sat)
Place: 大谷石地下採掘場跡(栃木県 宇都宮市)
Open-Close: 19:00 – 5:00
Ticket:
[超早割2日券]
¥9800
[早割2日券]
¥12800
[前売2日券]
¥15800
Ticket outlet: Resident Advisor
Line up:
ENA
Katsunori Sawa
Lemna
Rabih Beaini
Renick Bell
Tobias.
Yuji Kondo
YPY
Akey
Akiram En
Chloé Juliette
Maki
Manabe
Psychonaut
Yoshitaka Shirakura
7e
and more…
More info: www.ensojp.com
※前売券で規定人数に達した場合は当日券はございません。あらかじめご了承ください。
※会場内での宿泊はできません。近隣の宿泊施設をご利用ください。
※宇都宮駅〜会場間は定期シャトルバスを運行予定
【交通】
大谷石資料館
Address: 栃木県宇都宮市大谷町909
[車の場合]
※東北自動車道 宇都宮I/Cから車で約12分(8km)
※会場内に有料駐車場がございます。別途、駐車券(3,000円)をお買い求めください。
※駐車券の購入方法は後日お知らせ致します。
※カーナビに電話番号か施設名の”オオヤシリョウカン”をご入力ください。住所検索で正しく表示されない場合がございます。
※飲酒される方の運転は固くお断り致します。
[電車の場合]
※JR宇都宮駅周辺から専用のシャトルバス(有料)に乗車して約30分
※シャトルバスの運行スケジュール・停留所 及び 料金は後日お知らせします。
[ツアーバス]
※東京近郊からツアーバスを予定しております。詳細はもうしばらくお待ちください。
【宿 泊】
※宇都宮駅周辺に宿泊施設がございますので各自でご利用ください。
※会場内での宿泊はできません。
※会場〜宇都宮駅はシャトルバス(有料)をご利用いただけます。
【飲 食】
※アルコール類、ソフトドリンクなど各種お買い求めいただけるバーを屋外エリアに設置します。
※採掘場内(地下)での飲食は一切お断り致します。飲食は屋外エリア(地上)でお願い致します。
【服 装】
※スニーカーなど動きやすい格好でご来場ください。
※採掘場内は冷え込む場合がありますので、冬用の防寒着をお持ちください。