Red Bullが、Sonyの「Walkman」とTechnicsの「SL-1200」を題材とした長編ドキュメンタリー映像『Playing it Old School』を公開
2019.6.18
Red Bullが、世界を変えたふたつの日本企業の製品、〈Sony〉のポータブルカセットプレーヤー「Walkman」と〈Technics〉のターンテーブル「SL-1200」を題材とした長編ドキュメンタリー映像『Playing it Old School』をYouTube及びRed Bull TVで世界同時公開した。
本作品は今から40年前、1979年に誕生した〈Sony〉のWalkmanと〈Technics〉のSL-1200が、「世界にどのような衝撃を与えたのか?」や「若者のカルチャーにどんな変化をもたらしたか?」というポイントを、DJ/プロデューサーや開発者たち約40名のインタヴューと貴重な映像の数々で、当時を振り返るドキュメンタリー映像となっている。SL-1200の登場以前、DJたちがゴムベルトの旧式ターンテーブルで試行錯誤していた様子や、Walkman登場以前のオーディオやラジカセで聴くラジオがメインストリームだった頃の話など、また世の中にはなかった新商品をどう宣伝するのかについて苦労を積み重ねた〈Sony〉のマーケティング方法も興味深いシーンとなっている。
https://www.redbull.com/jp-ja/playing-it-old-school
制 作: Red Bull
出 演: Alex Rosner, Bill Adler, Bobbito Garcia, Dan Pucciarelli, DJ Azusa, DJ Chusha, DJ Herbert Holler, DJ Kentaro, DJ Krush, DJ Maseo, DJ Mos, DJ Numark, DJ Quietstorm, DJ Spinna, Easy Mo Bee, General Steele (Smif N Wessun), Grand Wizard Theodore, Hideo Hosoda, Hiroshi Miura, Jasmine Solano, Joey Carvello, Junichi Matsuzaki, Justin Strauss, Kyoichi Tsuzuki, Malik Yoba, Melo-X, Michael Bull, Michael Wang, Nagao Tamagawa, Ralphie Dee, Seiko Ito, Shing02, Shu Ueyama, Takanobu Kishi, Tomohiko Ozaki, Tony Touch, Toshio Ohya, Tsuyoshi Abe, Yasunobu Uematsu, Yutaman
[Description]
「家で聴いてたものが、外で聴けるってことが当時は衝撃だった」
– DJ KRUSH(DJ & Producer)
「景色が変わる。現実に見えているものが夢に見えてしまう」
– Seiko Ito(Professor & Actor)
「完璧な作品だった。ダイレクトドライブモーターのターンテーブルは何でもできる最高傑作だ!」
– Dan Pucciarelli(Disco DJ / Vinyl Nostalgist)
当時の若者には音楽が必要でした。とにかく好きな音楽だけを自由に聴いていられる環境が必要とされていたのです。その大事な役目をWalkmanが果たしました。Sonyは若者たちに新しいライフスタイルを提案したのです。
「行く場所に合わせて選曲してテープを作ったものをその場所で聴く。海辺で聴くものを自分で選曲して聴く」
– DJ KRUSH(DJ & Producer)
「自分や誰かのミックステープを聴くことに使っていた」
– DJ KENTARO(DJ & Producer)
「Sonyは創業以来、感動を与えて好奇心を刺激する製品やサービスをお届けすることにずっと取り組んできました」
– Takanobu Kishi(Sony Senior Manager Corporate PR Section)
しかし、本作品は日本製品の功績を称えるノスタルジーだけではありません。ヒップホップがどうやって生まれたのか? そして、世界中にどう広がったのか? 音楽の聴き方が変わったことで何が起きたのか? 映像からは、ふたつの日本製品が若者たちのカルチャーをネクストレベルに押し上げた歴史を知ることができます。
「テクノロジーは次々と生まれ、次々と消えていく。独占はいつまでも続かないものです」
– Michael Bull(The Walkman Professor)
「物事は変わっても好きなものに打ち込むことに変わりはない。音楽は人生を豊かにしてくれるもの」
– Easy Mo Bee(DJ & Producer)
皮肉にもふたつの日本製品が生産終了したのも同時期でした。しかし、それはカルチャーの終焉ではありません。テクノロジーは変わっても、音楽への愛はいつも変わらないものだと気付かせてくれます。時代の変化と変わらないもの。失われたものがあったとしても、また新しい何かが生まれる期待。このドキュメンタリー映像は、そんなカルチャーシーンの潮流を時代背景と共に捉えた作品に仕上がっています。最後に、〈Sony〉と〈Technics〉の功績を題材にした映像作品をRed Bullはなぜ製作したのか? それはRed Bullがカルチャーと共に成長を続けてきたブランドだったからです。カルチャーシーンに一石を投じる存在であり続けるために、この作品を世に送り出します。