Crudo Voltaと〈Gqom Oh!〉のNan Kolèが新設した〈Python Syndicate〉がコンピレーション『Taxi Sampler 01』を6月にリリース
2019.6.18
現代のアフリカン・アーバン・ミュージックを記録しているイタリアのヴィジュアル集団Crudo Voltaの創設者でアートディレクターのMike Calandraと、アフリカの現行音楽を代表するレーベル〈Gqom Oh!〉主宰/DJのNan Kolèによって新設された、〈Python Syndicate〉から2LPボックスコンピレーション『Taxi Sampler 01』が6月27日にリリースされる。
『Taxi Sampler 01』は、Crudo Voltaが始動した新シリーズ『Taxi Waves』をサポートするコンピレーション。Crudo VoltaのMike Calandraがコンセプトとディレクターを務め、イタリアのストリーミング・プラットフォームTimVisionが制作しているこのミニシリーズは、ナイジェリアのラゴス、モザンビークのマプート、エチオピアのアディス・アベバという3つの異なるアフリカの年における現代の若者と音楽の文化を記録することを目的としており、南アフリカのダーバンのゴム(Gqom)にフォーカスした『Woza Taxi』と、ガーナとアクラのアフロベースにフォーカスした『Yenkyi Taxi』という2つのドキュメンタリーに続くシリーズとなる。
2LPボックスコンピレーション『Taxi Sampler 01』には、アフロビーツ、アフロヒップホップ、アフロベース、ゴム、エチオピアン・エレクトロニックミュージック、クドゥーロなど、現代のアフリカの若い世代によるサウンドと文化の景観を特徴付けている多数のジャンルを収録している。
そして本作は、ナイジェリアのYoung Johnやモザンビークの異端児Ellputoなどの受賞歴のあるアフリカのヒットメーカーだけでなく、〈Warp〉傘下の〈Arcola〉からEP『Ye Feqer Edaye / የፍቅር እዳዬ』をリリースしているEthiopian Records、〈Gqom Oh!〉に所属しているTLC FAMとCitizen Boyなど、この3年間で全ての『Taxi』ドキュメンタリーに貢献してきたプロデューサーたちによる注目トラックや未発表曲のショーケースでもある。さらに2LPボックスには、シーンの社会文化と文脈を解説するための26ページのブックレットも付属している。
〈Python Syndicate〉の2LPボックスコンピレーション『Taxi Sampler 01』の詳細は以下の通り。
V.A
『Taxi Sampler 01 – Rhythms & Vibes from the Spirit of Young Africa』
Release date: 2019/6/27
Label: Python Syndicate
Cat no.: PS001
Formats: 12′ LP x 2 Box set / Digital
Order here: https://pythonsyndicate.bandcamp.com/album/taxi-sampler-01-rhythms-vibes-from-the-spirit-of-young-africa
Tracklist:
A01. Intro ft Kofo & Omowunmi – “What’s Happinness?” / Young John – “Idunu (Unreleased)”
A02. Hagan ft Gafacci – “Yenkor”
A03. Gafacci – “Skit”
B01. Ethiopian Records – “Tigist (Unreleased)”
B02. Rvdical The Kid – “Yama Kegule (Unreleased)”
B03. Rvdical The Kid – “Skit”
B04. Sess The Problem – “Taxi Vibe (Unreleased)”
C01. Hagan – “Yenkyi”
C02. Forgotten Souls – “Blow My Mind”
C03. Webster – “Skit”
C04. Rvdical The Kid – “Free Spirit”
D01. Ellputo – “KF (Unreleased)”
D02. TLC FAM – “Smelane Boyz”
D03. Citizen Boy ft Dapo Tuburna – “Alala”
D04. Ethiopian Records – “Skit”