〈R&S〉がロンドンの新興レーベル〈More Time〉とコラボし、コンピレーションEP『R&S presents: More Time Records Vol. 1』を11月にリリース
2019.11.1
設立から35年を迎えたロンドンの名門レーベル〈R&S〉が、同地を拠点とする新興レーベル〈More Time Records〉とコラボレーションし、4曲入りコンピレーション『R&S presents: More Time Records Vol. 1』を11月29日にリリースする。
ロンドンを拠点に活動するDJ/プロデューサーのSNØWとAhadadreamが2017年に始動した〈More Time Records〉は、シーンの多様性やアーティストのバックグラウンドやルーツといった国際的なヴィジョンを色濃く反映させたレーベル。その音楽性は、アフロビーツ、ゴム(GQOM)、クドゥーロ、アザントなどアフリカ圏周辺から発祥した電子音楽と、UKファンキーやグライム、UKテクノといった英国風サウンドのエッジを混合したものを軸に、ユニークな展開を続けている。
〈R&S〉は2008年にリローンチして以来、この約10年間で、ロンドンを拠点とする様々な新進気鋭アーティストをサポートしてきた。アフリカをルーツに持つパーカッシヴなダンスミュージックの昨今においては、〈More Time Records〉を始め、ロンドンから発信されているフレッシュな作品も多く、今回のコラボレーションは注目すべきリリースのひとつと言えるだろう。
「私たちは長い間ファンだった〈R&S〉のような独創的なレーベルと力を合わせて、そして、そこから学ぶことにワクワクしています。彼らが私たちの活動に愛を示してくれたことに本当に感謝しています。そして、〈R&S〉のファンの方々が、私たちが非常に情熱を注いでいるアーティストやサウンドに出会うことが本当に楽しみです」
– More Time Records (SNØW & Ahadadream)
『R&S presents: More Time Records Vol. 1』には、レーベル看板アーティストを含む4組が参加している。まずは、アイスランド出身でレーベルオーナーのSNØWと、同じくレーベルオーナーで、Boiler Roomのプログラムのキュレーションを務めているAhadadream。
Ben UFOもトラックをサポートしたことで“ガーナのニュースター”と注目を集める、ガーナ・アクラ拠点のプロデューサー/シンガー/MC、Bryte。コンピレーションに収録されている“Ice Cream”は現在のパートナーであるMinaと、以前までのBryteの共同制作者であるTarquinがプロデュースしている。
そして、ロンドンを拠点とするコンゴ出身の6人組で、コンゴのバントゥー語族の言語であるリンガラ語と、英語をミックスした「リングリッシュ(Linglish)」という独自のスタイルでMCをするBala Bala Boyz。コンピレーションに収録されている“Sieta”のトラックは、トリニダード・トバゴからブリストルへと横断的な活動を見せるSNØWとKeshav Singhによるプロダクション・デュオのJus Nowがプロデュースしている。
『R&S presents: More Time Records Vol. 1』の詳細は以下の通り。
V.A
『R&S presents: More Time Records Vol. 1』
Release date: 2019/11/29
Label: R&S
Cat no.: RS1917
Formats: 12′ vinyl / Digital
Order here: https://more-time.bandcamp.com/album/r-s-presents-more-time-records-vol-1
Tracklist:
A1. Bryte – “Ice Cream”
A2. Ahadadream – “Melty”
B1. Bala Bala Boyz – “Sieta”
B2. SNØW – “Bleep Test”