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Norman NodgeとAkiko Kiyamaが10月末にCIRCUS Tokyoにて共演

2018.9.18

ベルリンの世界最高峰クラブBerghainのレジデントDJにして、数々の名DJが師と仰ぐベルリン・テクノ・シーンのベテランDJ、Norman Nodgeが10月26日（金）にCIRCUS Tokyoに登場。共演には、フリーフォームなエレクトロニックミュージックの在り方を追求し続けるAkiko Kiyamaが登場する。

Norman Nodgeは東ドイツ、ライプツィヒ出身。ベルリンのシリアス・テクノの秘密兵器と呼ばれ、その地位を確立している。ベルリンの壁崩壊後にテクノの洗礼を受け、1994年にいくつかのイベントを展開し、DJとしてのキャリアをスタートさせた。その頃出会った若きMarcel FenglerやMarcel Dettmanの「師匠」となる。

90年代末には弁護士の仕事に専念し、家庭を持つために一度シーンから離れるも、2005年以降はBerghainのレジデントDJとして返り咲き、同年には楽曲制作も開始し、Marcel Dettman主宰の〈MDR〉や〈Ostgut-Ton〉から発表しているほか、ミックスCD『Berghain 06』をリリースし、熱烈なテクノ・ファンからの支持を得ている。Norman Nodgeは影響を受けてきた音楽に、Jeff Mills、Rob Hood、〈430 West〉などデトロイトテクノ、〈Relief〉や〈Dance Mania〉などシカゴハウス、Luke SlaterやMark Broom、〈Peacefrog〉などテクノを最も重要な存在として挙げている。彼は新旧はもちろん多くのボーダーを越えた、珍しく、刺激的な音楽を手掛けるアーティストを融合させたプレイを自身のセットに反映させている。

共演に登場するAkiko Kiyamaは、プロデュースワークにも、ライヴパフォーマンスにも定評のあるアーティスト。

2004 年にPortableとの共演をきっかけにリリースオファーを受け、〈SüdElectronic〉からEP『Dimension』を発表すると、デビュー作にも関わらず、Ricardo Villalobos、Richie Hawtin、John Tejadaを始め、シーンを代表するDJたちに高い評価を受け、その液体的とも言える彼女独自のグルーヴは瞬く間に欧米、そして日本へとセンセーショナルな興奮をもたらした。Richie Hawtin によるミックスCD/DVD『DE9|Transitions』、Booka Shade による『DJ KICKs』、Loco Diceによる『TheLab01』にも彼女のトラックはライセンスされ、その大胆さと繊細な技巧が同居する複層的なグルーヴから成る彼女のトラックは、シーンの最前線とは常に一歩距離を置きつつ、独自の強い存在感を放っている。ライヴパフォーマンスにも定評があり、これまでにロンドンのFabric、ベルリンのPanoramaBar、モスクワのArma17、バロセロナ及び東京で開催されている『Sonar Festival』など世界各国の代表的クラブやフェスティバルに招喚されている。一方、2015年にはカセットテープ主体のレーベル〈Kebko Music〉をスタートさせ、自身にとっては第4作となるアルバム『Ophelia』を2015年にリリースした。

近年はメロディアスかつ実験的な作品にも挑み、機能性のみに縛られない、新しいエレクトロニックミュージックの在り方を追求している。2018年、テクノに限定されない多彩な音楽性を打ち出す新プロジェクトAalkoとして、1stアルバム『No Man Is An Island』をリリースした。