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Nathan Micay（a.k.a. Bwana）が11月にジャパンツアーを開催、東京CIRCUS Tokyoと大阪CIRCUS Osakaにてプレイ

2018.10.9

〈Aus Music〉や〈LuckyMe〉、〈Whities〉などからEPをリリースし、多方面から注目を集めているベルリン拠点のNathan Micay（a.k.a. Bwana）が11月にジャパンツアーを開催することが決定。

東京では、CIRCUS Tokyoにて開催されている2017年の初来日時にも招聘したカッティング・エッジでジャンルレスなゲストを迎えているパーティー『sHim』に出演し、Ren YokoiやAtsuなど国内の若手DJ陣と共演する。

大阪ではCIRCUS Osakaにて若手DJ陣が手掛けるパーティー『RACK』の2周年パーティーにゲストとして出演し、SEKITOVAなどと共演する。

Bwanaはカナダはトロント出身、現在ベルリン在住の25歳Nathan Micayによるソロプロジェクト。活動を開始したのは2014年と極めて最近の話だが、同年にWill Saul主宰の〈Aus Music〉からリリースした『Flute Dreams EP』にはSimian Mobile Discoが参加し、音楽媒体やの間で普遍的な支持を得て、2014年ベストEPの一つとして賞賛された。中でも深夜のピークタイムの酩酊を一段階上げるかの如くトランシーなタイトルトラックは、SashaとHuxleyのBBC Radio 1のEssential Mixes、Laurent Garnier、J. Phlip、Jacques Greeneらによってパワープレイされた。続いて二度目となった〈Aus Music〉からのリリース、『Tengo EP』は、John Digweed、Skreamがプレイし、この時点でプロデューサーとしての評価が確かなものとなったと言える。

彼の名前は2016年に〈Lucky Me〉から発表された『Capsule’s Pride』がきっかけとなり、ここ日本でも広く知られる。同作品は漫画家の大友克洋が原作/監督をつとめた日本を代表するSFアニメ映画『AKIRA』のサウンドトラックとセリフをサンプリング、レトロ・フューチャリスティックな世界観をダンス・トラックという形で再構築したミニアルバム。収録曲のタイトルは“Nightfall In Neo-Tokyo”や“Tetsuo’s Dance”など、『AKIRA』の設定やストーリーに忠実に引用したものとなっており、それぞれのトラックがタイトルに該当するシーンのサウンドトラックをになるという意図が窺え、アルバムのメインヴィジュアルも『AKIRA』の物語前半の鍵となるシーンから引用した。

2018年には、本名のNathan Micayに名義を新たにし、UKの先鋭的レーベル〈Whities〉からEP『Whities 017』を発表。収録曲の“First Casualty”は、2017年にAvalon EmersonがロンドンのPrintworksでプレイした際のセットにも使用していたトラックとして注目を集め、その揺るぎない手腕にはリリース後も多くの好評を集まった。また、自身のエディットレーベル〈Schvitz Edits〉も始動させ、少量プレスでのヴァイナルオンリーのリリースながらこちらも密かな人気を集めている。