Honey Dijonが3月にContactで開催される『MOTORPOOL』に登場
2017.2.22
昨シーズンから〈Louis Vuitton〉のランウェイショーの音楽を担当し、『The Gentlewoman』誌や『The New York Times』紙のファッション面でも特集を組まれるなど、多方面で活躍中のトランスジェンダーDJ、Honey Dijonが3月11日(土)にContactで開催される『MOTORPOOL』に登場する。
『MOTORPOOL』は、DSKE主宰によって2016年5月にContactにて始動して以来、DINKY、Prosumer、Kim Ann Foxmnを招聘してきたパーティー。所謂ゲイナイトではなく、あらゆる人々を受け入れるマインドに基づき、アンダーグラウンド・クイアハウスを中心にディスコやテクノが新旧織り交ぜプレイされ、セクシーかつキンキー、クールさと遊び心など、多様なスタイルと刺激が衝突する混沌とした唯一無二の空間を作り出している。
Honey Dijonは、ハウスの聖地シカゴで生まれ育ち、現在はニューヨークとベルリンを拠点に活動している。10代前半でクラブに忍び込んでいたHoney DijonはFrankie Knucklesに衝撃を受け、ハウスミュージックに傾倒。後に師として仰ぐことになるDerrick Carterを通じてジャッキンなハウスとデトロイト・テクノの洗礼を受け、さらにその後に移住した先のNYハードハウス旋風を巻き起こしていたDanny Tenagliaと電撃的な出会いを果たすことで現在の彼女のスタイルが誕生する。彼女自ら、「Dannyが紡ぐドラマ性や果敢な選曲は、いかに音楽を提示すべきかを教えてくれたし、Derrickやシカゴハウスにも大きな影響を受けた」と語るように、オンラインで聴くことのできるDJミックスでは、シカゴらしい猥雑な官能性とニューヨークの王道的な グルーヴを組み合わせ、そこへヨーロッパからの影響を忍ばせたHoney Dijonにしか成しえない先進的なセットを聴くことができる。その影響は、Derrick Carter主宰の〈Classic〉から発表されているSeven Davis Jr.やTim Kとのコラボレーション作品にも反映されている。また、彼女はファッション誌『The Gentlewoman』や『The New York Times』紙のファッション面で特集を組まれるなどファッション業界との関係も強く、1月に〈Supreme〉とのコラボコレクションを発表した〈Louis Vuitton〉のデザイナーKim Jones から依頼を受け、Giorgio Moroderと同ブランドのファッションショーの音楽を担当。クラブカルチャーにおけるジェンダー問題へも積極的にかかわっており、 多くのパネルディカッションへも参加している。
Honey Dijonが登場するメインフロアでは、先日Mark Farinaをゲストに招いた『ROUNDHOUSE』のレジデントDJのREMI、『MOTORPOOL』レジデントのDSKEらがサポート。ラウンジのContactエリアでは〈Get Up Records〉に所属し、レーベル&コレクティヴの「Bottom Forty」 を主宰するNarkを始め、本パーティーではお馴染みのPUNKADELIXや、3月にリリースするMix CDも注目のDJ 色彩らがプレイする。
イベントの詳細は以下の通り。
MOTORPOOL
Date: 2017/3/3 (Fri)
Venue: Contact
Open: 22:00
Door: ¥3500
w/f: ¥3000
GH S members: ¥2500
Under23: ¥2000
Before11PM: ¥1000
Line up:
[STUDIO X]
Honey Dijon (Classic | NY, Berlin)
More info: Contact