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John TalabotとRed Axesが〈mule musiq〉主催の『cats』にてプレイ

2017.2.22

これまでAIRやCircus Tokyoなどでも開催されてきた〈mule musiq〉主催のパーティー『cats』が3月4日（土）にContactにて開催される。

ゲストには、ハウスからインディーダンスを経由してニューディスコにまで及ぶサウンドでヨーロッパのシーンを勢いよく牽引する〈Hivern Discs〉主宰のJohn Talabotと、その〈Hivern Discs〉からもリリースをしているイスラエルはテルアビブを拠点にするDori SadovnikとNiv ArziによるユニットRed Axesが登場する。

Oriol RiverolaことJohn Talabotは、MoodymannやJ Dillaからの影響を下地に、ディスコからノーザンソウルまで様々な要素を取り込んだハウストラックを得意とするバルセロナ出身のDJ/プロデューサー。通っていた学校の名前をタイトルに冠した『My Old School』で2009年に〈Permanent Vacation〉よりデビューすると、多様なサンプルネタを駆使した多幸感とメランコリーに溢れるトラックは瞬く間にシーンに知れ渡り、James Murphy、Âme、Aeroplaneといった錚々たるアーティストのプレイリストに登場を果たした。同時期には自身のレーベル〈Hivern Discs〉を始動し、カタログ4作目として発表した同名のEPに収録された“Sunshine”は神秘的に夏を彩るアンセムとして注目された。〈XL Recordings〉傘下の〈Young Turks〉からも作品をリリースし始めた2012年には、ホームレーベルの〈Permanent Vacation〉から躍進作ともなった1stアルバム『ƒIN」を発表。『Pitchfork』や『Resident Advisor』といった音楽メディアのみならず、英大手一般新聞紙『The Guradian』でも大絶賛された。以降、The xxやGlasserのリミックスも担当し、2013年には有名ミックスシリーズ『DJ Kicks』も監修。さらに、その『DJ Kicks』に収録されたトラック“Sideral”を皮切りに、〈Pampa Records〉からの諸作品と〈Studio Barnhus〉主宰で知られるAxel BomanとのプロジェクトTalabomanが本格始動。ここ数年は頻繁にツアーを共にしている他、今年の3月には〈R&S〉よりアルバム『The Night Land』のリリースを控えている。

一方のRed Axesはイスラエルのテルアビブを拠点にするDori SadovnikとNiv Arziによるユニット。2011年にLuca Lozanoの〈Klasse Wrecks〉からデヴュー後、2014年には〈I’m A Cliché〉からキャラクターを決定づけるアルバム『Ballad Of The Ice』をリリース。ポストパンク・バンドRed Cottonを結成していた2人の経歴によって、オリエンタルでトロピカルなオルタナティヴ・ディスコ/ハウスを確立した。以降、南米ラテン・クンビアなども積極的に取り入れ、2人の楽器演奏経験からくる即興性によって絶妙なラテンリズムを構築し、独特な陶酔感も演出している。多作でも知られており、アルバムリリース直後の2015年と2016年の2年間では約15作のEPやオリジナルトラックを発表し、そのレーベルも〈Correspondant〉や〈Hivern Discs〉、〈Multi Culti〉、〈Endless Flight〉、〈Crosstown Rebels〉と網羅している。リミキサーとしても〈Innervisions〉や〈Turbo〉にクレジットを残し、レーベルもジャンルも跨いで幅広い人気を得ていることを証明している。DJとしても1年間ほぼフルにブッキングされている現在最も旬なアーティストの一組である。

https://www.youtube.com/watch?v=-5LrWWQCWyI

当日はラウンジのContactエリアでは、Sisi、Tosi、NGtom、Konの4人からなるTimothy Really Lab.やDJ FGRがプレイする。

イベントの詳細は以下の通り。

mule musiq presents cats