Lee Gambleが三部構成アルバムの第一部『In A Paraventral Scale』を2月1日に〈Hyperdub〉からリリース
2019.1.9
2017年に〈Hyperdub〉と契約したイギリス人プロデューサーで、先鋭レーベル〈UIQ〉を主宰するLee Gambleが、三部作で構成されるアルバム『Flush Real Pharynx 』の第一弾『In A Paraventral Scale』を2月1日にリリースする。
Lee Gambleは、探究心を失わない電子音楽プロデューサー、そしてダイナミックなスタイルのDJで知られており、力学とコンピューター音楽の次元にまつわる自身の研究に基づいてアーティスト性を確立している。フレッシュで先鋭的なエレクトロニックミュージック・アーティストを多数輩出しているレーベル〈UIQ〉を主宰/キュレーションしており、2018年は各メディアにおいて高い評価を受けたrkssとZuliのデビューLPを、2019年1月にはNiksiのデビューLPと立て続けに快作を手掛けている。その最中で、2017年に〈Hyperdub〉と契約後に発表したアルバム『 Mnestic Pressure』に次ぐ、三部構成のアルバム『Flush Real Pharynx 』と、同作に基づくA/Vライヴを果敢にも発表した。プレスリリースによれば、この三部作は、「現代の都市と仮想空間の視覚的および音響的刺激のアグレッシヴな猛攻撃」をテーマとしているという。
シリーズ一作目となる『In A Paraventral Scale』においては、「ヘビ、乗り物(車)、蜃気楼が存在する象徴的なプリズムを通じて、現代におけるリアリティの魅惑的/破壊的な性質を拡大している」とのこと。本作の発表と共に、Lee Gamble史上最もエモーショナルなトラックだという“Many Gods, Many Angels”のMVが公開されている。第一部は、高性能車の録音をスペクトル的に合成した“BMW Shuanghuan X5”、DJ Stingrayにも接近する速度で駆け抜ける“Moscow”、21世紀的なジャングルとフットワークとエレクトロを掛け合わせた“In The Wreck Room”などによって構成され、プレスリリースによれば、「Lee Gambleは、新たなタイプのデジタルシアター、非音楽的なサウンドとダンスフロアの音楽における区別をぼかしたユニークで未来的な映画の世界、リアルとフィクションの世界の間を押し引きに、私たちを晒す」という。
Lee Gambleの三部構成アルバム『Flush Real Pharynx 』の第一部『In A Paraventral Scale』の詳細は以下の通り。
Lee Gamble
『In A Paraventral Scale』
Release date: 2019/2/1
Label: Hyperdub
Cat no.: HDB119
Formats: Vinyl 12” / Digital
Tracklist:
1. Fata Morgana
2. Folding
3. Moscow
4. BMW Shuanghuan X5
5. Chant
6. In The Wreck Room
7. Many Gods, Many Angels