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volca Modular

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KORGがセミ・モジュラー・アナログ・シンセサイザー「volca modular」を2月中旬に発売

株式会社KORGが、 シンセの原点である“音作り”を学び愉しむセミ・モジュラー・アナログ・シンセサイザー「volca modular」を2月中旬に発売する。

 

今、世界中で高まっているモジュラーシンセ人気は“ウェスト・コースト・スタイル”のシンセシスをも巻き込んで、大きなムーブメントを巻き起こしている。コンパクトなvolcaのボディに8つのモジュール、50のパッチ・ポイントを装備している「volca modular」は、モジュラー・シンセの基礎を学びなが ら、ひと味違うアナログ・サウンドを、進化したvolcaシーケンサーで操ることができる。そして何より、コンパクト・サイズ、電池駆動、内蔵スピーカーにより、どこへでも気軽に持ち出し、いつでも演奏を楽しむことができる。

 

 

「volca modular」は、それぞれが独立したアナログ・シンセ・モジュールと、デジタル・エフェクト、シーケンサーで構成されたセミ・モジュラー・タイプのシンセサイザー。スタンド・アローンで完結すべく厳選された各モジュールは、付属のピン・ケーブルを繋がなくても音が出るように内部接続されており、そのルートはパネル上に白いラインで記されている。ピン・ケーブルによりモジュールを繋ぐとその設定が優先され、内部接続がパスされる構造になっている。

 

三角波や矩形波などシンプルなオシレーターを、フィルターによって変化させるアナログ・シンセサイザーは、アメリカの代表的なメーカーの拠点があったことから「イースト・コースト・スタイル」と呼ばれ、〈KORG〉のMS-20などにも代表されるこのスタイルのシンセは、演奏のために鍵盤を採用するなど主に音楽に使うことを目的とした進化を遂げた。切れの良いフィルター、太く存在感のあるサウンドは様々な名曲の中で聴くことができる。

しかし、このような音楽的な進化とは異なる方向に、独自の進化を遂げたのが「ウェスト・コースト・スタイル」と呼ばれるシンセサイザーであり、電子楽器本来の自由な音を追求し、FM変調などによる倍音の多いオシレーターをベースに、ランダムかつ複雑なコントロール信号やローパス・ゲート回路によって音色/音量に変化を与え、ツマミをちょっと動かしただけで大きく音が変わるなど、その可能性は評価される一方で、でき上がる音色やその変化が予測しづらいことから、実験的であり音楽には適さないと言う声もあった。故に、このスタイルを採用するハード製品は数が限られていましたが、近年のユーロラックに代表されるモジュラー・シンセ人気や、DAWプラグインによって蘇った隠れた名機の再評価に端を発する“面白いサウンドは全て取り込んでしまおう”という全世界的なムーブメントによって再び脚光を浴び、このスタイルならではのサウンドが改めて見直されてきている。アナログからスタートし、FMやPCMまであらゆる要素を柔軟に取り込んできた「volcaシリーズ」もこの流れをずっと注視してきたという。

 

volca Modular

 

それぞれのモジュールは付属のピン・ケーブルによって接続し、様々に組み合わせることが可能となっている。コンパクトな筐体にパッチ・ポイントを50箇所も設置し、インプットとアウトプットがひと目でわかるよう色分けしてあり、信号もオーディオ、 コントロール、ゲート、トリガーと目印で区別されている。通常、各信号はその用途別に接続するが、「volca modular」では信号レベルに互換性を持たせており、常識を超えた新たなパッチングが生まれる可能性も秘めている。ピン・ケーブルは20本付属し、各パッチ・ポイントの説明や基本的なパッチ例を記載したリファレンス・シートも同梱しているので、初めてでも気軽に使うことができる。

 

また、volca modularはセミ・モジュラー・シンセでありながら、多彩な機能を持つ本格的な16ステップ・シーケンサーを装備し、スタンド・アローンで自動演奏を楽しむことができる。volcaシリーズでお馴染みの16個のボタンを使ったステップ入力 や、そのボタンを鍵盤として演奏することによるリアルタイム・レコーディングに対応し、複数のシーケンス・パターンを連続して再生させるパターン・チェイン機能は、32や64、さらには256ステップまで、最大16個のシーケンスを繋げて壮大な展開を構築することができる。

ツマミの動きを記憶できるモーション・シーケンス機能は、サウンドに時間的な変化を与えることが可能になっており、ループの作り込みのほか、ライヴにおいてオリジナリティ溢れるプレイを発揮できる。またシーケンス・パターンと音色は、最大16個まで本体に保存することができる。任意のステップを飛ばして再生できるアクティヴ・ステップ機能も搭載。後半をパスしてショート・ループで回したり、変拍子をポリリズム的に使用したり、とかく単調に陥りがちなシーケンス・パターンをリアルタイムにエディットして ダイナミックなパフォーマンスを実現する。

 

 

「volca modular」のシーケンサーはノート、アクティヴ・ステップ、 マイクロ・チューニングに対してのランダマイズが設定可能。自分ではなかなか思いつかないイレギュラーなフレーズ、リズム、スケーリングによる偶発的な要素を加えることで、volcaから未知のアイディアを引き出すことがでる。

そして、ステップを往復するバウンス・シーケンス・モード、ランダムに前後しながら徐々に進んでいくストカスティック・シーケンス・モードの2つのシーケンス・モードを搭載。記録したシーケンスを違った形で再生することで、楽曲やパフォーマンスに大きな変化を与える。

 

volca modularはウェスト・コースト・スタイルのシンセサイザーてだが、現代の楽器として音楽に対する対応も柔軟で、スケールは平均律を始め14タイプから選択可能となっており、またこのスケールをどのキーから始めるか第一音(トニック)を設定できるので、様々なキーの楽曲にも対応。また各ノートのピッチを個別に設定できるマイクロ・チューニング機能も搭載し、ピッチを上下させたオリジナルなチューニングで演奏することにより、独自の音楽を探求することができる。〈KORG〉のグルーヴ・マシンと手軽に接続できるシンク端子を装備しているので、他のvolca シリーズやelectribe、SQ-1などのマシンと接続し、シーケンサーを同期再生してセッションてすることができる。

 

 

また外部コントロールのためのCV IN端子は、2系統の信号を入力できるミニ・ステレオ端子によるTRS構造で、左チャンネルは±5V、右チャンネルは 1V/oct(0~+6V)の信号を入力することができ、「volca modular」内ではピッチCVへと変換される。もちろん、この2系統の信号をそれぞれパッチで取り出してモジュールをコントロールすることも可能となっている。

 

「volca modular」のさらなる製品詳細は下記リンクからご覧いただきたい。

https://www.korg.com/jp/products/dj/volca_modular/

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