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「Radio Cómeme」でのホストや〈Hivern Discs〉からの作品が話題のInga MauerがContactに登場

2017.5.2

〈Cómeme〉主宰のRadio Cómemeでのミックスシリーズや精力的なDJツアー、2016年からスタートしたリリースなどで今ヨーロッパで注目を集めているロシア発のフィメールDJ/プロデューサー、Inga Mauerが5月11日（木）にContactに登場する。

世界各地から湧き上がる未だ見ぬ異様な音楽を日夜求めている愛好家は、ロシアから現れた才媛Inga Mauerを見逃すことはできないはずだ。ロシアの片田舎出身のMauerは、現在はロシアの芸術都市サンクトペテルブルクの小さな人気クラブStackenschneiderでのレジデントを本拠に、ベルリンのPanorama BarやOHM、アムステルダムのDe School、バルセロナのNitsaなどヨーロッパのクラブを中心に熱心にツアーを行なっている。そうして訪れた土地、あるいは歴史や人物から得た様々な発想は、彼女が「Radio Cómeme」内にてホストを務めるミックスシリーズ「Bon Voyage」にて色濃く反映されており、現在のインダストリアルやエレクトロを基調にテクノを縦断していく挑戦的なミックスは、まさしくMauerが各地を巡りながら積み上げた実力の証である。プロデューサーとしても同種の音楽に着手し、EBMやニューウェーヴ、ロウなテクノをも扱う柔軟性を見せる。2016年からリリースも行い始め、John Talabot主宰の〈Hivern Discs〉のサブレーベル〈HVNX〉から発表されたデビューEP『From Cologne To Clone』もまさに土地に関わるタイトルで自身のインスピレーションを披露。2017年には〈Uncanny Valley〉傘下の〈Shutm〉からのシングル『Shtum 012』をリリースしたばかりであり、未だ2作品ながら、DJスタイルによって集めた注目に追随したさらなるインパクトを残している。

<a href="http://uncannyvalleyrec.bandcamp.com/album/shtum-012">shtum 012 by Inga Mauer</a>

今回は、3月に注目のレーベル〈Nous〉から最新EP『The Role Of Purity』をリリースするなど現在欧米でもフレッシュに躍動する日本人女性プロデューサーSapphire Slowsを始め、都内で精力的に活動する新鋭LynneとCICAと邂逅を果たす。この初来日はフロアとMauerにいかなる影響を与えるだろうか。