〈Ghostly International〉を率いるMatthew Dearが6年ぶりに来日しVENTにてプレイ
2017.5.1
別名義や自身が率いるバンドを含め、リリース作品が毎度高評価を獲得し、20年弱続く稀代のレーベル〈Gohstly International〉を率いる才人、Matthew Dearが5月6日(土)にVENTに登場する。
Matthew Dearは、DJ/プロデューサーのみならずエクスペリメンタルなポップアーティスト、バンドリーダー、さらには〈Gohstly International〉とサブレーベル〈Spectral Sound〉の共同設立者など様々な顔を持つ。またMatthew Dear以外にも、それぞれ異なったスタイルとヴィジュアルアイデンティティを持つ、Audion、False、Jabberjawという名義を使い分けながら様々なジャンルをうまく渡り歩いてきた。Matthew Dearの2003年のデビューアルバム『Leave Luck to Heaven』は、彼のディープで特徴のあるヴォーカルが光るファンキーなハウスの傑作で、『Rolling Stone』誌では4つ星レビューを獲得、ダンスミュージックのファンや批評家からもこの作品は熱狂的な評判を得た。特に『Pitchfork』の「年間Top100」にも選ばれたヒット曲“Dog Days”は2000年代のクラシックともされている。続く2007年のアルバム『Asa Breed』は天国のダンスフロアからの旅立ちのような作品で、アフロビートのポリリズム、Brian Enoのような不穏なポップ感覚、そしてクラウトロックの簡素な美しさを融合させた。その後は、Matthew Dears Big Hands名義の3ピースバンドでツアーを開始。このバンドでDearはBryan Ferryのように時に傲慢に、時に紳士的にフロントマンを務めていた。2010年にはMathewのキャリアの転機となるサードアルバム『Black City』をリリース。ダークながら陽気なサウンドは不吉を好むような人にまで好かれ、同作も『Mojo』、『Uncut』、『Q』などダンスミュージックの枠を飛び越えた多くのメディアで非常に高く評価され、『Pitchfork』では「Best New Music」に選ばれた。その後には世界ツアーを行い、Dearと新しいバンドはそのサウンドを研ぎ澄ましてきた。2012年の最新作『Beams』は、ゴシックな傑作『Black City』での成功から思い切った方向転換をしたものだった。風変わりで、荒々しく不安げで、楽天主義なリズムのポップソングが詰まった『Beams』は最も魅惑的な精神を持つ音楽の一つとして進化を続けるMatthewの最新章と今なお記憶されている。
リミキサーとしても評価は高く、The XX、Charlotte Gainsbourg、Spoon、Hot Chip、The Postal Service、そしてThe Chemical Brothersのリミックスまで依頼されてきた。さらにはDJミックスも数多く、〈Get Physical〉の『Body Language』シリーズやFabricのミックスシリーズに続き、今年の2月には『DJ Kicks』の最新ミックスを担当。10年以上に渡るポップミュージックを超える探求の中で、Matthew Dearは音楽宇宙における希薄な曲がり角に存在し、特定の音楽ジャンルに縛り付けることはもはやできない。同業者からもリスペクトされる彼は底の知れない創造性を持ち、シーンを牽引する存在感を示してきた。この6年ぶりの来日は見逃すことができない。
イベントの詳細は以下の通り。
Matthew Dear
Date: 2017/5/6 (Sat)
Venue: VENT
Open: 23:00
Door: ¥3,500
FB discount: ¥3,000
Facebook event page: https://www.facebook.com/events/227752734295487/
Line up:
[ROOM1]
Matthew Dear
Iori Wakasa (Dessous / Get Physical / Saw / Highgrade)
Mustache X (Fake Eyes Production)
YØSHI (Into The Woods / Clione)
[ROOM2]
aquira
GORO (Arabesque Greenling / Snows On Conifer)
Ryu Furiya (_&Co.)
MARIA FUJIOKA
More info: VENT
http://vent-tokyo.net/schedule/matthew-dear/
※VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせ ていただきます。予めご了承下さい。
※Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.