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Hirakish

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Hirakishが5月にWWWβで開催されるspeedey lee genesis主宰『Neoplasia』の第2弾に登場

〈Warp〉からのアルバムで躍進を遂げたYves Tumorとのジョイントツアーで話題を集める、LA拠点のミステリアス・ロックンローラーHirakishが、東京地下で暗躍するアーティスト/DJ、speedey lee genesis主宰『Neoplasia』の第2弾に登場する。

 

 

ルイジアナ州ニューオーリンズ出身で現在はLAに在住するHirakishは、90年代にスケーターでミュージシャンでもあった父親の影響で、スケーター文化、音楽とヴィジュアルアートに触れた。音楽活動と並行してHirakish Ranasaki名義でファッションモデル、俳優としても活動し、2017年の映画『Good Time』にもクレジットされている。LAとニューオーリンズに拠点を置くDIYコレクティヴ「PINK ROOM PROJECT」に所属しつつ、音楽活動を本格化させると、2018年8月にロンドンのレーベル〈Nyx Unchained〉から、デビューシングル『Black Velvet』をリリース。David Bowieや初期Funkadelicから多大なインスピレーションを受けたこのシングルは一部で話題となり、2018年末にYves Tumorのワールドツアーにジョイントアクトとして招聘され、翌2019年にかけて帯同し、2019年最大の注目を集めるアーティストのひとりとなっている。

 

私は音楽にまつわるあらゆる状況の変化の中で、今ブルースというムードが切望されていることを感じている。

 

一部のアーティストの動向はエモーショナルなメロディの叙情性を超えて、根源的な「魂」や「逃れられない何か」を想起させる表現に移行し始めた。クラウドラッパーのトラックには #blues などとタグ付けされたものを見かけることも。しかしこれはヒップホップだけでなくあらゆる物事において起こっていることなのでは?

 

コレクトが無数に誕生して息苦しい。エモの消費がバブリーな状況でなお、全く渇望感が拭えない。トランプ大統領や安倍晋三首相に関心が集まる背景に横たわる疎外感、アメリカーナ的なるもの、上がれない貧困の中にいて、日本でも!ニュージーランドや相模原の憎悪殺人犯は自分の分身なのかもしれないと恐怖する。そして健全なコミュニケーションへの反動が溢れる。

 

私はそういった逃れられない重苦しさ、ブルースのような何かを頭の片隅に日々を過ごしているが、音楽がエモーション(エモ)のステートメントより上位の次元で、より切実な表現として存在して欲しいと強く願うようになってきている。そしてこの感情は私の個人的な体感を超え、多くの人の意識の中に存在するのではないか。私はそれをクラブシーンで表面化させてみたいという狙いを持ち、『Neoplasia2』を開くことにした。

 

開催にあたり、HirakishというアーティストをLAから招聘する。今回のNeoplasiaは、昨年の8月にドロップされた彼のシングルに入っていた“Liquid Geezus”という曲に触れ、受けた刺激からイベント自体の構想を練り始めた。

 

 

“Liquid Geezus”は、メタリックにクラッシュしたマシンリズムにレイジーなブルースギターをブレンドさせたバックトラックに加え、彼の声質に依存したその音像のドライさ、そして後半の、明確なビジョンを見据えた予言めいた展開に、言いようのない蠱惑を感じる’18年屈指の名曲だった。

 

ブルース性。わかりやすいモチーフになるが、彼がこういった哀感を秘めたブルース性なるもの(ブルース進行ではないが)を受け継ぎ、今だからこそ有効な方法によってファッショナブルにパフォームしたということに共感を感じている。

 

 

コンタクトを取っていく中で分かったことだが、これは決して偶然ではなく、Hirakish自身もブルースやロックンロール、ロックのフォームを使った音楽表現の効果に自覚的であり、センスオブワンダーな存在だ。

 

 

『Neoplasia2』で披露するライブではEddie Hazel(Funkadelicの初代ギタリスト)の読み替え以上の、特別な現象が起こる気配がある。

 

Hirakishは実際にブルース的な音楽を制作し表現しているアーティストだが、今回のイベントはそういった音楽自体のジャンルというというよりも、切迫された雰囲気を極端に内包したアーティストを集めることで、あくまで現行のものとして投げてみたいという意図がある。国内のアーティストのキュレートはそれに基づいて行った。Minchanbaby、ALMA、DJ HONEYPANTS。私は気質としてのブルース性を彼らから一方向的に読み取っているが、それぞれが複雑で現代的な感覚を持った出演者だ。ぜひ彼らの音楽にアクセスして欲しい。そしてマスター1-DRINKは私とともに、彼らを繋ぎ止め、クラブ仕様のオルタナティブ・ブルースを機能させるナビゲーターとなる。

 

5月18日は予想を超える鎖状の何かが現出すると思う。楽しみにしていて。

 

– speedy lee genesis

 

19ヶ月ぶりに開催される『Neoplasia』は、Hirakishの核となる”ブルース”をキーワードとしながら、日本からはラッパーのMinchanbabyに加え、「Pink Queendom」のメンバーALMAがライヴパフォーマンスを披露。さらにDJ Honeypantsと1-DrinkがDJとして出演する。そしてspeedy lee genesisは、オルタナティヴ・クラブ・ブルースの特別なDJを披露する。 ユニークなセレクション、ヒップホップからエレクトロニックミュージックにまで及ぶ、現代的な“エモ”のその先へと向かい、2020年代のヒョーマニティの鎖を体現し、未知なる領域と突き進む渾身のイベント作品となる。

 

 

 

 

イベントの詳細は以下の通り。

 

 

 

Neoplasia2

Neoplasia2

Date: 2019/5/18 (Sat)

Venue: WWWβ

Open/Start: 24:00

ADV: ¥1800

Door: ¥2500

U23: ¥1500

 

Line up:

Hirakish [Nyx Unchained / LA]

Minchanbaby

ALMA

DJ HONEYPANTS

1-DRINK

speedy lee genesis [Neoplasia]

 

More info: https://www-shibuya.jp/schedule/011102.php

※You must be 20 or over with Photo ID to enter.

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