Efdeminが4作目となるアルバム作品『New Atlantis』を〈Ostgut-Ton〉から2月15日にリリース
2019.1.8
ベルリン拠点のPhillip Sollmannによるプロジェクト、Efdeminが4作目となるアルバム作品『New Atlantis』を〈Ostgut-Ton〉から2月15日にリリースする。
Efdeminがアルバムをリリースするのは2014年リリースの『Decay』以来5年ぶりであり、彼はBerghain/Panorama Barおよび〈Ostgut-Ton〉に10年以上在籍しているが、アルバムをリリースするのは今作が初となる。これまではLawrenceとCarsten JostとTurnerが主宰する〈Dial〉や、ベルギー・ヘントの〈Curle Recordings〉などから多くの作品をリリースしている。
Efdeminの最新作『New Atlantis』は、1627年に初校が発表された、イングランド近世のキリスト教神学者/哲学者/法律家であるFrancis Baconによる同名のユートピア小説からインスピレーションを受けて制作されたという。同小説には「未来のサウンドハウス」という、宇宙の音を再現することができる楽器を含む概念が登場し、Efdeminが400年越しにその創造を形にしている。
その音楽性は、Phillip SollmannがEfdeminとして追求を続けてきたダンスミュージックと、Sollmannが2017年に発表した、アメリカの現代音楽家Harry Partchとイタリアの立体デザイナーHarry Bertoiaとドイツの物理学者Hermann Von Helmholtzが制作した楽器を使ったパフォーマンス『Monophonie』、またSollmannがOren AmbarchiとKonrad Sprengerと共作し2018年に発表した『Panama / Suez』とを掛け合わせたような内容になっているという。
ダンスミュージック、ドローン、ミュージック・コンクレート、アコースティック・サウンドを往来しながら、いくつもの層を成しているというアルバムには、多彩な表現で知られる60年代アメリカのアートアイコンWilliam T. Wileyがソングライティングとヴォーカルで参加し、14分と長尺のタイトルトラックにはPhillip Sollmannが参加するバンドPninのメンバーでもあるシンセサイザー奏者のNika SonとギタリストJoachim Schütz、〈PAN〉から作品を発表しているベルリンの音楽家Konrad Sprengerなどが参加している。
Efdeminの最新作『New Atlantis』の詳細は以下の通り。
Efdemin
『New Atlantis』
Release date: 2019/2/15
Label: Ostgut Ton
Cat No.: OSTGUTCD45/LP31
Formats: 2xLP/CD/digital
Distribution: Kompakt
Tracklist (2xLP / CD / Digital):
A1. Oh, Lovely Appearance Of Death
A2. Good Winds
B. New Atlantis
C1. At The Stranger’ s House
C2. A Land Unknown
C3. Temple
D1. Black Sun
D2. The Sound House