〈Posh Isolation〉共同設立者のLoke Rahbekがソロ名義Croatian Amorとしてアルバム『Isa』を1月25日にリリース
2019.1.8
コペンハーゲンを拠点とする2010年代屈指の実験レーベル〈Posh Isolation〉の共同設立者であるLoke Rahbekが、メイン・ソロプロジェクトのCroatian Amorとして5作目のアルバム『Isa』を1月25日にリリースする。
Loke RahbekことCroatian Amorは、LRやBody Sculptureなど別名義でも自身の〈Posh Isolation〉から作品を多数リリースしており、2014年には日本の〈BIG LOVE〉から『性器の園 = Genitalia Garden』を発表していることでも電子音楽ファンの中ではよく知られている。2017年にはLoke Rahbekとして老舗電子音楽レーベル〈Editions Mego〉からもアルバムをリリースしており、1月にリリースされる最新アルバム『Isa』はそれに次ぐ作品となっている。
またCroatian Amorは、2018年には、Yves Tumorが〈Warp〉からリリースした話題作『Safe In The Hands Of Love』にソングライティングとアレンジで参加(“Economy Of Freedom”)し、同レーベルからはPuce Maryがプロデューサーとして参加してことで、Croatian Amorと〈Posh Isolation〉はさらなる話題と注目を集めた。
そして『Isa』においても、Puce MaryことFrederikke Hoffmeier、Yves Tumorがヴォーカルで参加しており、アルバム収録曲のフィーチャリングヴォーカルにはLust For YouthのSoho Rezanejad、HTRKのJonnine Standishなどが華を添えている。
〈Posh Isolation〉は、Vanity Productionsとして活動するChristian Stadsgaardと、Loke Rahbekが設立し運営をする、デンマーク・コペンハーゲンを拠点とするレーベル(2人はDamien Dubrovnikというユニットでも活動している)。2009年の設立当初から長らくカセットテープを主体としたリリースをコンスタントに続け、北欧シーンのみならず、世界的に尊敬と注目を集める実験的電子音楽/アヴァンギャルド・レーベルとして、その名を確立。ダニッシュ・パンクの先陣となったIceageもカセットテープ作品を残しているように、パンクやブラック・メタルより起因する先鋭的な電子音をインダストリアル、ノイズ、ドローン、コンテンポラリー/モダン・クラシカルのスタイルに落とし込んだ作品を多数手掛けてきた。ここ数年のカタログにおいては、ヴァイナルLPでのリリースも積極的に行なっており、〈Northern Electronics〉にも参加しているVargはソロ以外にもChristian StadsgaardとのユニットThe Empire Lineとして作品を残し、2018年に〈PAN〉からアルバムリリースを果たしたPuce Maryや、Lust For YouthのフロントマンHannes Norrvideによるソロ名義Border Forceや別名義デュオKyo、Marching ChurchのKristian EmdalによるソロプロジェクトAge Coinなど、北欧発のアーティストたちがレーベルの看板としてレーベルの人気を支えてきた。
Croatian Amorの最新アルバム『Isa』の詳細は以下の通り。
Croatian Amor
『Isa』
Release Date: 2019/1/25
Label: Posh Isolation
Cat no.: POSHISOLATION220
Format: 12′ LP / Digital
Tracklist:
1. Towards Isa
2. In Alarm Light ft. Soho Rezanejad
3. Point Reflex Blue
4. Eden 1.1
5. Siren Blur
6. Dark Cut ft. Jonnie Standish
7. Into Salt ft. Alto Aria
8. Eden 1.2
9. In World Cell