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D. Tiffanyが3月下旬に東京と韓国・ソウルを巡る初のアジアツアーを敢行

2019.3.11

カナダ・バンクーバー発の気鋭プロデューサー/DJであり、2018年に始動した注目レーベル〈Planet Euphorique〉の主宰でもあるD. Tiffanyが3月下旬に初のアジアツアーを敢行する。

出身地であるバンクーバー、そして現在の拠点地であるモントリオールと、カナダの都市と密接でユニークな音楽シーンは、各世代と各界隈に稀有なアーティストを送り出してきた。郷愁と発展が時代を進める2010年代のダンスミュージックシーンにおいて、D. TiffanyことSophie Sweetlandはその1人と言える。特にD. Tiffanyの音楽は、バンクーバーが面する北太平洋特有の、ぼんやりと、ゆったりとした美しさを纏っている。

Sophie Sweetlandの遊び心は、主にD. Tiffanyとして、また時にDJ Zoziとして、魅力と独創性に溢れた好奇心旺盛なアプローチで、ハウス、テクノ、ブレークビーツ、アンビエントなどの音楽を軽々と横断して駆け巡っていくが、そこには確固たる先見の明がある。2014年にバンクーバーのレーベル〈1080p〉からセルフタイトルのアルバムでデビューしてから、〈Cacao〉や〈Genero〉からカセットテープを、〈Pacific Rhythm〉や〈Coastal Haze〉からEPを、〈Normals Welcome〉からはBobby Drainoとのコラボ、〈Heart To Heart〉からはElkaとのコラボをと、実に多彩なリリースでその音楽性とレフトフィールドなアプローチに磨きをかけ続けてきた。カナダのカルト的人気を持つプロデューサーだった彼女を外の世界に知らしめたのは、2017年に〈Pacific Rhythm〉からリリースしたEP『Blue Dreams』だった。『Resident Advisor』のレヴューでは4/5点と高評価を得て、ローファイで、ノスタルジックかつサイケデリックな音の波は一気に世界中の耳を虜にした。

2018年には主宰レーベル〈Planet Euphorique〉を始動し、一時期オーストラリアに住んでいたSweetlandと深く共振するオーストラリア出身のRoza Terenziや、オーストラリア発・ロンドン拠点のNite Fleitといった女性アーティストたちのリリースも先立って手掛けながら、自身の作品のユニークさにも磨きをかけている。またSweetlandは、女性にフォーカスしたDJスクール「Intersessions」の設立にも携わっており、あらゆる世代やバックグラウンドを持った女性たちに、費用のかかるDJテクノロジーとその使い方を伝授している。

（『Resident Advisor』の「RA.667 D. Tiffany」より引用）

D. Tiffanyにとって初となるアジアツアーは3月末に開催。3月23日（土）にVENTで開催される『N.O.S. 1st Anniversary』でDenis Sultaや主催のN.O.S.クルーと共演し、その前日には韓国・ソウルのContraで開催されるN.O.S.のレジデンシーナイトにてプレイする。

各イベントの詳細は以下の通り。

Denis Sulta & D. Tiffany at N.O.S. 1st Anniversery

Denis Sulta & D Tiffany NOS 1st Anniv