Call SuperとParrisがコラボレーションEP『CANUFEELTHESUNONYRBACK』を9月末にリリース
2019.9.18
UK発の2人の鬼才プロデューサー/DJ、Call SuperとParrisがコラボレーションEP『CANUFEELTHESUNONYRBACK』を9月27日にリリースする。
Call Superは、DJとして数々の著名ヴェニューやフェスティバルに出演しながら、プロデューサーとしても、これまでに〈Houndstooth〉や〈Dekmantel〉、Beatrice DillonとのコラボEPは〈Hessle Audio〉から、2019年には〈Peach Discs〉から新作EP『All We Have In Speed』とコンスタントに作品を発表し、自身の音楽性を深化させながら、視覚的な音像に溢れる独自のアプローチでエレクトロニックミュージック自体も発展させ続けている新時代の鬼才である。
一方の、Parrisは、UKのテクノとベースミュージックが、幽霊のように捉えどころのないリズミカルな表現で知られるようになった2010年代に現れたロンドンを拠点とするプロデューサー/DJ。UKサウンドシステム・カルチャーを経由したダブと4/4に未来的なバウンスと音の冒険をもたらすUKクラブミュージックの音響派として、〈The Trilogy Tapes〉や〈Ancient Monarchy〉、〈Hemlock〉などの名門を経由しながら新しい波の頂点へと上昇している。
2人は、2019年7月にアムステルダムのDe Schoolで2人会を行った仲であり、本作は初めてのコラボレーションながら、レーベルからのリリースではなく、2人の連名によるセルフリリースであることからも関係の深まりを感じ取ることができる。
そしてEP『CANUFEELTHESUNONYRBACK』には、以下のちょっとした物語のような文言が添えられている。
There was an aging writer called Mortise Koshimitsu who lived in a small apartment. The apartment was beset with problems. It was damp, the wiring was frail and in the summer the leaking pipes added a must and swelling to the wood in the windows that effectively countered the joys of the heat. Koshimitsu’s life had been lived chiseling away at circumstance, and circumstances had not proved easy. There was however, one small reliable rush to be had, and it lay through a gloomy doorway, down some stairs and past a register.
小さなアパートに住んでいたMortise Koshimitsuという年老いた作家がいました。そのアパートは問題に悩まされていました。じめじめとしていて、配線は脆く、夏になると、漏れ出したパイプも相まって窓の木材を膨張させ、暑さの喜びを効果的に無にしました。Koshimitsuの生涯は状況に翻弄され続け、そんな状況は決して簡単なものではありませんでした。しかし、ひとつだけ確実な快感があり、それは陰鬱な戸口を通って、いくつかの階段を下り、レジスタを通り抜けることでした。
Call SuperとParrisのコラボEP『CANUFEELTHESUNONYRBACK』の詳細は以下の通り。
Call Super & Parris
『CANUFEELTHESUNONYRBACK』
Release Date: 2019/9/27
Label: Self
Formats: Vinyl / Digital
Order here: https://callsuperandparris.bandcamp.com/releases
Tracklist:
A1. Chiselers Rush
B1. Majenta