ARTURIAが新機能を搭載したアナログ・ドラム・マシン「DrumBrute Impact」を8月末に日本国内で発売
2018.8.6
株式会社KORG / KID (KORG Import Division)の取り扱いブランドである、フランスのシンセサイザーメーカー〈ARTURIA〉が、アナログ・ドラム・マシン「DrumBrute Impact」と、MIDIコントローラー・キーボード「KeyLab MKII」を8月末に日本国内で発売する。(KeyLab MKIIは別記事でご紹介)
アナログ・ドラム・マシン「DrumBrute Impact」は、10種類のピュア・アナログ・ドラムサウンドが独立したそれぞれのシーケンサー・トラックに入っており、手動のアナログコントロールによって、その場で音を調整でき、タイトで不規則なパフォーマンス向けの音に仕上げることができる。独立したボリューム・コントロールに加えて、カウベル以外の各ドラム・パートには、トーン、ピッチ、波形、シンセ音を変化させるユニークなパラメーターが付いている。
そして、DrumBrute Impactのユニークなサウンド・シェイパーで、お気に入りのレイヤーを重ねて、各音色をユーザー好みの演奏し易いパラメーターにする新機能「Color」を搭載。各パートのチャンネルに独立した「Color」機能が付いているため、新しくエキサイティングなトーンのヴァリエーションを取り入れることができ、例えば、シンバルのトーンの代わりにキックにドライブを加えたFMドラムのピッチ・エンベロープを全開にすることもできるという。自動化して、ステップ・シーケンサーを使って録音データを変えることもできる。シーケンスによってトーンをモジュレートさせたり、実験してみたりすることで、サウンドが進化させていくことができる。
さらに、シンプルな「オン」スイッチと1つのノブだけで、パーカッションサウンドに最適な効果を与える、DrumBrute Impactのディストーション回路も搭載。ディストーションノブが、各パートの重要な電力や信号を無くすことなく、少し「興奮した」ように変化させる。そして、DrumBrute Impact は本格的なリズムマシンとしての側面を持ちながらも、沢山のアナログ/デジタル接続部が搭載されており、どのようなクリエイティヴなセットアップの中でも輝きを放つ。
DrumBrute Impactの価格は¥46,000(税抜き)で8月末発売となる。
主な仕様は以下の通り。
・10ピュアアナログサウンド:Kick,Snare1,Snare2,Tom Hi, Tom low, Cowbell, Cymbal, Closed Hat, Open Hat, FM Sound
・最大64ステップそれぞれに64パターン ・ドラムごとの個別アクセント
・カウベルをのぞくすべてのサウンドへのColorサウンドシェイピング
・チェーンパターン用のソング・モード
・Polyrhythm:ドラムトラックごとに異なるレングスを設定可能
・Swing:全体、または各サウンドに設定可能
・Randomness:パターンバリエーションの作成
・Beat repeat用のパターン・ルーパー
・リアルタイムロールのためのRoller
・バイパス付きアウトプット・ディストーション
・ヘッドホンから出力されるスマート・メトロノーム
・同期オプション:Internal, MIDI,Clock(1PPS,2PPQ,DIN24,DIN48)
・USB MIDIインターフェイス
・マスター・アウトプット、個別のオーディオアウトプット(Kick, Snare, Hat, FMSound)
・3.5mm ヘッドホン・アウトプット
・パワー・サプライ付属
・外形寸法:320 (W) x 290 (D) x 90 (H) mm
・質量:1.84kg