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A_A yoyaku varhat

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Satoshi Tomiieの新ライヴプロジェクトA_Aと、〈yoyaku〉オーナーのVarhatがVENTに揃って登場

  • 2018.12.11

世界に誇れるレジェンドSatoshi Tomiieが、Nao Gunjiと共に、ハードウェアのみでエクスペリメンタルなライフヴを繰り広げる新プロジェクト「A_A」を12月14日(金)にVENTで本邦初公開する。

 

Satoshi Tomiieほど、世界のエレクトロニックミュージック・シーンにおいて、長年に渡って活躍を続けている日本人アーティストは他にいないだろう。80年代後半から活動を開始し、故Frankie Knucklesと共に〈Def Mix Productions〉に所属。90年代にハウスミュージックがポップシーンをも飲み込んで世界を席巻していた頃には、Mariah Careyなどのポップスターのリミックスを手掛けたり、坂本龍一と仕事を重ねたりと世界の大舞台で活躍してきた。2000年代に入ってからは、DJ活動の比重を増やし、ほぼ毎週のように世界各地を駆け巡ってきた。2015年に設立したセルフレーベル〈Abstract Architecture〉からは、16年ぶりのアルバム『New Days』を発表し、リミキシーズやシングルカットなどもリリースしてきた。

 

 

そして2018年、セルフタイトルLPのリリースと共にその全貌が明らかとなったSatoshi TomiieとNao Gunjiによるライヴプロジェクト「A_A」。

前述のセルフレーベル〈Abstract Architecture〉=「抽象建築」をコンセプトに、サウンドテクスチャーのイメージに落とし込んだという本プロジェクトは、大きく3つの要素を持って始動したという。

「自分が今ままでやってきたハウスを中心としたダンス・エレクトロニック、自らのルーツミュージックの一つでもあるジャス、特にアブストラクトな70年台の電気楽器が導入されたエレクトリックジャズ、さらにモジュラーシンセを使ったノイズエクスペリメンタルを混ぜたら面白いんじゃないかと思い、ニューヨークの友人でモジュラーシンセの使い手のNao Gunji君とコンピューターなしハードウェアのみでのジャムセッションを始めたのがきっかけです」

 

 

Satoshi Tomiieでもハードウェアを扱ったライヴセットを行うことは度々あったが、「A_Aは基本的に即興演奏がベースの“バンドプロジェクト”で、実験的ながらDJツールになり得るものを目指しています」と言う通り、A_AにおいてNao Gunjiは、これまでのSatoshi Tomiieでのプロジェクトとは一線を画する点においても重要な一要素を担っている。A_Aは、20世紀のアヴァンギャルド作曲家たちが編み出した手法をモジュラーシンセで実践し、Pierre Schafferのミュジ ーク・コンクレートや、John Cage の『Radio Music』や『I-ching』、 Pauline Oliveros のテープディレイミュージックなどを再現したユーロラックモジュールや、グラニュラーシンセシスなどを果敢に取り入れている。

2018年10月に1stアルバム『A_A』をリリースしたばかりにも関わらず、Satoshi Tomiieの元には既に良いフィードバックが届いているようで、「コンセプトを含めCarl Craig、Maayan Nidam、D’Julzなどデモの段階から聞いてもらった周りのDJからもメディアからもいい反応を頂きました」と語る。VENTでのA_Aによるライヴセットの本邦初公開を12月14日(金)に控え、2019年以降のさらなる展開を尋ねると、「数枚のEPのリリースを2019年に予定していて、ライヴ活動も積極的にやっていきたいと思っています」と明かしてくれた。

 

(Interview by VENT PRESS)

 

 

12月14日(金)のVENTには、A_Aのデビューアルバムをディストリビュート(流通)しているフランス・パリのレーベル/レコードストア〈yoyaku〉からは、オーナーのVarhatも同時に来日が決定。

サブレーベルの〈YoY〉や〈YYK no label〉、〈Aku〉など、どれにフォーカスしてもユニークで謎めいた盤面のデザインと、有機的かつフロアライクなグルーヴを有したミニマル/ディープハウスを量産する〈yoyaku〉において、Varhatはオーナーのみならずプロデューサーとしても、近年のアンダーグラウンドシーンを担う若手の代表格の躍動を見せている。〈yoyaku〉は、今では日本でも即完売する人気のレーベルでもあり、最近ではDJとしてもヨーロッパをはじめ世界各国に招致されるほどになった実力者でもある。

 

 

A_A x 〈yoyaku〉のスペシャルショーケース、ハウスを代表するレジェンドが意欲的にスタートする新プロジェクトと、パリ発の若手アーティストが邂逅する一夜は見逃し厳禁だ。

 

 

イベントの詳細は以下の通り。

 

 

 

 

A_A x 〈yoyaku〉

A_A yoyaku varhat

 

Date: 2018/12/14 (Fri)

Venue: VENT

Open: 23:00

ADV: ¥2500

[ADV ticket outlet: https://jp.residentadvisor.net/events/1186617]

FB discount: ¥3000

[FB event page: https://www.facebook.com/events/275805626411903/]

Door : ¥3500

 

Line up:

[ROOM1]

A_A (Satoshi Tomiie & Nao Gunji)

Varhat (yoyaku)

Banter – Audio & Visual Live Set (Moss / Sith)

Satoshi Matsui (No House?)

FLUX

 

LIGHTING: MACHIDA (LSW)

 

[ROOM2]

ENUOH (THE OATH) × MATSUNAMI (TRI-BUTE)

avion (INTENTION)

GT (Setuppers)

Kyohei Tanaka (Haus It Feelin` Rec.)

MISA

 

 

More info: VENT

http://vent-tokyo.net/schedule/a_a_and_varhat/

※VENTでは、20歳未満の方や、写真付身分証明書をお持ちでない方のご入場はお断りさせて頂いております。ご来場の際は、必ず写真付身分証明書をお持ち下さいます様、宜しくお願い致します。尚、サンダル類でのご入場はお断りさせていただきます。予めご了承下さい。

※Must be 20 or over with Photo ID to enter. Also, sandals are not accepted in any case. Thank you for your cooperation.

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