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CassyがVENTの大晦日カウントダウンパーティーに登場

2018.12.11

LucianoとRicardo Villalobosが見出した、現在名実共にアンダーグラウンドのテクノ/ハウスの最高峰に位置するPanorama Barの初代レジデント、CassyがVENTにて大晦日に行われるカウントダウンパーティーに登場する。

インディペンデントで、ユニークな個性を持ち、女性としてのパワーと繊細な音楽感からソウルフルで暖かく、エレガントで少しミステリアスな幅の広いエレクトロニックミュージックを作り出し、届けてきたCassy。

イギリスで生まれ、オーストリアにてバルバドス出身の父とオーストリア人の母に育てられたCassyは、幼少期から多くの文化に触れて成長してきた。5歳の頃から音楽学校に通い、その後に子供のコーラスグループに参加して伝統的なオーストラリアの衣装を着て修道院などで歌っていた。そして少女の頃に、両親の友人が主催するジャズフェスティバルに出演していたSun Ra、Archie Shepp、Lester Bowieなどが、フェスティバルの度にCassyの両親が運営する郊外の旅館に泊まっていたことで彼らと出会い、より音楽の道へと進む気持ちを高めたという。両親の影響で、Chaka KhanやSadeと並んで、Spandau Ballet、Madness、Sarah Vaughan、Talking Heads、The Cure、Ella FitzgeraldそしてLouis Armstrongなど様々なジャンルの音楽を聞いて育ち、10代の頃には歌唱のレッスンを受け、上級過程の音楽といくつかの楽器（特にギター）を学んでいた。

地元オーストリアはウィーンでは90年代からテクノシーンが大きくなり始め、たまに行われるソウルやファンクのイベント『Soul Seduction』でCassyはGilles Petersonを知り、次第にハウス、テクノ、ドラムンベース、ヒップホップなどジャンル関係無しにのめり込んでいった。ロンドンで演劇を学んだ後に、地元ウィーンに戻り、Cassyはキャリアをスタートさせた。

https://www.youtube.com/watch?v=Ahz6pvDy0mA

Cassyは、ジュネーブ、ベルリン、パリなどヨーロッパ各地を渡り歩き、各地域の様々な音楽シーンに触れてきたことで今のスタイルを確立していった。彼女がベルリンを拠点に活動していた2004年にPanorama Barがオープンし、その際にLucianoから直々に指名を受けて『Cadenza Night』のオープニングDJを務めると、そのままPanorama Barに気に入られ、その後も3年間レジデントDJとして活躍を続けてきた。そして、Panorama Barのオフィシャル・コンピレーション・ミックスを一番手としてリリースした。

Cassyはプロデュース作品にも定評があり、〈Perlon〉や〈Ostgut Ton〉、〈Uzuri〉、〈Beatstreet〉、〈Playhouse〉、そして自身のレーベル〈Kwench〉から多くの傑作をリリースしてきた。2016年にはKing Brittと共にプロデュースをしたデビューアルバム『Donna』を〈Aus Music〉からリリースし、アルバムに収録されている殆どの曲で感動的でソウルフルな歌声を披露した。あらゆる側面において、シーンの最高峰に上り詰めたCassyが紡ぎ出す音楽的ストーリーはあらゆる人を魅了してきた。大晦日の表参道VENTにも素晴らしいひと時が訪れるだろう。

共演には、日本屈指のDJ/セレクターとしてLIQUIDROOMの看板パーティー『HOUSE OF LIQUID』にてレジデントを務めたほか、数々のフェスティバルにも出演を果たしてきたMoodman。WOMBの長い歴史を誇るパーティー『SESSION』でのレギュラーDJ、UNICE代官山でのDJ QUIETSTORMとの『LIVING ROOM™ 』を主催するK.E.Gなどが登場する。