Pioneer Professional Audioの業務用スピーカー“XYシリーズ”に、幅広い設置方法が可能な新たな2つのモデル「XY-1」と「XY-2E」が2021年1月下旬に追加
2020.11.18
AlphaTheta株式会社(旧:Pioneer DJ株式会社)のサウンドシステムライン“Pioneer Professional Audio”の業務用PA/SRスピーカー「XYシリーズ」に、新たに2つのスピーカー「XY-1」と「XY-2E」が2021年1月下旬に加わることが発表された。
XYシリーズのラウドスピーカーは、世界中のクラブや音楽会場に高い信頼性と優れた音質を提供し、2017年9月には独自技術のX-Phaseシステムを搭載した「XY-3B」と「XY-2」を発表している。2021年1月に新しくXYシリーズに加わる「XY-1」と「XY-2E」は、XY-3Bのローミッドセクションとミッドハイセクションを分離したことで、幅広い設置方法が可能なモデルとなっている。
XY-2Eは、従来のXY-2にエンクロージャーを加えることによってXY-1と外観が統一され、堅牢性が向上。本モデルは、高域ホーンを中域ホーン内部で繋げることにより、物理的にセパレートされた一般的なホーン構造よりも高域と中域の音の繋がりが向上している。緻密な計算により全てが曲面で構成されたウェーブガイドは、ナチュラルな音質を保ちつつ水平50度・垂直35度に完全にコントロールされた指向性を装備。サウンドエリア内には高音圧を提供しつつ、サウンドエリア外の音圧を低減することにより、室内においては壁の反射を抑え、屋外においてはサウンドエリア外への騒音低減の効果をもたらすという。
また、XY-2では不可能だった、パッシブ/バイアンプの設定切り替えが搭載されており、8インチの中域ネオジムコーンドライバーと1インチの高域ネオジムコンプレッションドライバーをバイアンプ駆動して、XY-1と組み合わせることで、高域、中域、低域を個別に駆動することもできる(※ 出荷時は、クリアでナチュラルな音質と評価を頂いているXY-3Bと同様のパッシブクロスオーバー設定になっています)。追加のパーツを用いることなく、スピーカーに内蔵されたケーブルを差し替えるだけで、8インチの中域ネオジムコーンドライバーと1インチの高域ネオジムコンプレッションドライバーを個別に駆動することができるようになっている。
XY-1は、XY-3Bと同様に、斜めに取り付けられた2基の12インチの低域ネオジムコーンドライバーを駆動することで、バッフル板に囲まれた空間に負荷をかけ、タイトでパンチのあるローミッドを提供するモデル。さらに振動板前面の音波はキャビネット内部でリフレックスロードの効果を得てローエンドを増強。これにより12インチドライバーならではのクリアさと、スピード感を活かしたローミッドと、15インチドライバーに匹敵するローエンド再生の両立を実現している。
さらに両モデルには、幅広い設置方法を実現するために、XY-1とXY-2Eに純正のアクセサリーが用意されており、天井の低い会場での水平連結や、グラウンドスタック、ツアーリング用途のクラスターなど、多様な構成でシステムを構築することができるようになっている。
各製品の詳細は以下のリンクからご覧いただきたい。
XY-2E: https://www.pioneerproaudio.com/ja/products/xy-series/xy-2e
XY-1: https://www.pioneerproaudio.com/ja/products/xy-series/xy-1