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実験音楽のひとつの流れを構築/定義する『VERSIONS』が9/22に代官山UNITとUniceにて開催

  • 2016.8.18

国内外の広義な意味での「エクスペリメンタルミュージック」、イマジネイティヴなサウンドをキャッチしてイベントというスタイルに落とし込み、出演者それぞれの個性を際立たせながらひとつの流れを構築/定義するイベント『VERSIONS』が9月22日(木)に代官山UNIT / Uniceにて開催されることが決定した。

 

 

初の開催となる今回は、goatやBonanzas、そしてソロのYPYなど多岐にわたる活動で俄然国内外から注目を集める日野浩志郎による管楽器やストリングスも編成に加えた大所帯の新プロジェクト、Hino Koshiro plays Virginal Variationsが今年3月の原宿Vacant以来、2度目となる東京公演を行う。そして、その日野浩志郎とはYYPYY名義で共にリミックスを手掛けたり、イベントで共演する機会も多く、今年は〈Black Smoker〉からミックスCD『Lazy Rouse』をリリースした、その独創的な世界観/表現によってDJという枠を軽々と飛び越え、今後の活動が注視されている行松陽介も出演する。

 

 

さらに、1686年から2001年までボアダムズに参加して以後、想い出波止場や場羅針盤から、現在は今年活動20周年を迎えたROVOやミニマルパンクのMOST、PARAなど数多のバンド/ユニットやソロワーク、セッション等でプレイヤー/ソングライター/コンポーザー/プロデューサーとして様々なジャンルにおいてワールドワイドに活動を展開。また音楽活動以外にもエッセイストや画家、写真家としての顔も持ち、その独特な世界観に魅了されるファンも多い山本精一。

ADS、スマーフ男組のメンバーを経て、 DJとしては国内外の数多くのアーティスト/DJ達と共演やサポートを重ね、バイヤーとしても長きに渡りユニークな音楽を紹介/探求してきたCOMPUMAが昨年、京都の老舗茶問屋、宇治香園創業150年記念としてリリースした初のソロ作品『SOMETHING IN THE AIR -the soul of quiet light and shadow layer-』同様にKIRIHITOの竹久圏をフィーチャーしたデュオはライヴセットで登場。

 

 

独自のレイヤーを重ね合わせたサウンドスケープは国内外を問わず非常に高い評価を得、これまでに56作のフルアルバムを世界各国のレーベルから発表。2016年には6枚組ベストアルバムが〈shrine.jp〉よりリリースされたhakobune。

鋭い洞察力で的確な音楽批評を発信していた今は亡き『MNML SSGSブログ』の創始者の1人であり、近年は東京のテクノシーンに活動の場を移し、『MNML SSGS』のイベントのオーガナイザー、非定期的に開催されているチルアウトパーティー『Sound Garden』のレジデントを務め、ダンスミュージックという枠に囚われず、アンビエント、エクスペリメンタル、コスミックなサウンドをアブストラクトなテクノと織り交ぜながらDJ活動を行い、強い美意識のもと刺激的な音楽を探求しているChris SSG。
昨年には前作『Grig And Cold Mouce』以来約5年振りとなるオリジナルアルバム『Grey Scale』をリリースした、NAGとMTRの2人によるインダストリアル・ミュージック・デュオのCARRE。

 

 

1992年生まれながらこれまでに3枚のフルアルバムや複数のEPをリリースし、ライヴでも『SonarSoundTokyo 2013』への最年少出演したことを始め、Tim Hecker、Clark、Julia Hilter、Mark Fellらと共演を重ねるほか、自身の音楽制作のみならずグラフィックデザインやインスタレーション、イベントの運営なども手掛けるMadegg。

やけのはら、P-RUFF、H.TAKAHASHIの作曲担当3人と、映像担当の大澤悠大によって構成され(9/22はP-RUFFは不参加)、”誰でもない誰かの心象風景を建築する”をコンセプトに、イマジネーションを使って時間や場所を自在に行き来しながら、Ambient?NewAge?Balearicといった音楽性で様々な感情や情景を描き出すユニットとして、2016年7月には〈NOPPARA TAPES〉より”SUNDAY VOID”をカセットテープにてリリースしたUNKNOWN ME。
更に海外からのスペシャルゲストとして元Emeralds、現在はOuter SpaceやMist、Imaginary Softwood名義でメロディックかつディープなシンセサウンドを聞かせ、エクスペリメンタル・レーベル〈Spectrum Spools〉の運営も行っているJohn Elliottの出演も決定している。

 

各々の表現を端的に言語化にする際に実験音楽、アンビエント、ドローン、電子音などのキーワードが使われる事が多い中、なかなか共演する機会のなかった人たちが交わるのも楽しみのひとつ。果たしてどのような空間が現出するのでしょうか? 秋の夜長、色彩豊かに拡張する音響の波に身も心も委ねてみてはいかがだろうか。

 

 

Info update 9/6:

『VERSIONS』に出演する、Hino Koshiro plays Virginal Variationsのティーザー映像が公開された。本映像は今年の3月13日に開催されソールドアウトとなった原宿VACANT公演の模様を収録したもので、撮影はShinichiro Sugiyamaが手がけている。約30 秒と非常に短いフッテージとなっているが、未だ多くの謎に包まれている本プロジェクトの規模感を感じ取ることができる。また、22日の公演ではグループ名より「Prototyape」が外れ、20人を超えるメンバーが参加予定とのことだ。
 

 

 

 

 

イベントの詳細は以下の通り。

 

 

 

VERSIONS FLYER

“VERSIONS”
Date: 2016/9/22 (Thu)
Venue: UNIT/UNICE
Open/Start: 15:30
ADV: 3,500yen (ADV. Tickets 8/21~ON SALE)
Door: 4,000yen (+1D fee require)

 

Line up:
CARRE
Chris SSG
COMPUMA & 竹久圏
hakobune 
Hino Koshiro plays Virginal Variations
John Elliott
Madegg
Seiichi Yamamoto / 山本精一
UNKNOWN ME (やけのはら / H.TAKAHASHI / 大澤悠大)
Yosuke Yukimatsu / 行松陽介
(alphabetical order)

 

More info: UNIT
03-5459-8630

  • 9/10
  • 2/1 追加
  • 9/10
  • 2/1 追加

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