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The Book of Drexciya Vol.1

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Drexciyaが作品コンセプトとして紡いできた神話をグラフィックノベル化した『The Book of Drexciya Vol.1』を〈Tresor〉が刊行

アフロフューチャーの重要作品を発表してきたDrexciyaが、その作品コンセプトとして紡いできた強烈な神話をグラフィックノベル化した『The Book of Drexciya Vol.1』が5月22日に〈Tresor〉から刊行された。

 

『The Book of Drexciya Vol.1』は、錚々たるデトロイト・テクノの作品/レーベルの未来的なグラフィックを30年近くに渡って担い続けてきた重要人物で、これまでにDrexciyaが発表してきた作品のアートワークでも“神話”を具現化し続けてきたヴィジュアル・アーティストのAbdul Qadim Haqqと、『Cowboy Bebop』、『攻殻機動隊』シリーズ、『交響詩編エウレカセブン』などのSFアニメーション作品の脚本家で知られる佐藤大が中心となって執筆されたハードカバー76ページのグラフィックノベル。Drexciyaの現役メンバーであるGerald Donaldと、2002年に逝去したメンバーのJames Stinsonの遺族であるHelen Atinsonの全面的な支援を受けて製作されている。

 

作中には、Leo Rodrigues、Alan Oldham、Hector Rubilar、Leonardo Gondim、Daniel Oliviera、Milton Estevamのイラストもフィーチャーされているという。

 

 

Drexciyaの伝説は、大西洋横断奴隷貿易の奴隷船から海に投げ捨てられたアフリカ人の妊婦たちが、水陸での生存に対応する生物を水中で出産したことに始まる。ドレクシアン(Drexciyan)と称される子孫たちは、母親の胎内同様に水中で呼吸することができ、手足には蜘蛛の巣の様な水掻きがあり、後に“Drexciyan Wave Jumper”と呼ばれる深淵の偉大な戦士となって、深海に文明を築いていく。未だ現代に残る奴隷制度に起因し、展開される複雑な物語の段階は、1997年リリースの『The Quest』のインナースリーヴに記されたディアスポリックな黒人文化の地図を通して、「奴隷貿易(The Slave Trade)」−「黒人の北部都市への移住ルート(Migration Route of Rural Blacks to Northern Cities)」−「テクノはデトロイトを離れ、世界に広まる(Techno Leaves Detroit, Spreads Worldwide)」−「故郷への旅 (未来)(The Journey Home (Future) )」という4段階に分けられており、『The Book of Drexciya Vol.1』では、帝国の初代の王“Drexaha”になる、Ociya Syndorの洞窟で育った最初のドレクシアンの物語を辿っている。

 

物語中には、遺伝的知能とDNAマトリックスシステムに基づいて、ドレクシアンのコンピューターシステムとネットワークを開発した、錬金術と量子遺伝学の修士であるDr. BlowfinがDrexciyaの最強の戦士“Wavejumpers”の誕生を説明する一幕や、作中のイラストに登場する“Deep Sea Dwellers”といった生物も紹介されている。

 

 

『The Book of Drexciya Vol.1』の詳細は以下の通り。

 

 

 

『The Book of Drexciya Vol.1』

Abdul Qadim Haqq / Dai Sato

The Book of Drexciya Vol.1

Release date: 2020/5/22

Label: Tresor

Cat no.: TRESOR318

Format: Graphic Novel / Hardcover / 76 pages

 

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