先月にSolomunの来日公演を行なった『LiLiTH』が、〈Poker Flat〉主宰のSteve Bugと10月にセルフタイトル・アルバムをリリースしたSoul Clapを招いたパーティーを12月10日（土）にContactで開催する。

1991年にDJキャリアをスタートさせ、2000年代に栄華を極めた老舗レーベル〈Poker Flat Recordings〉を主宰しているSteve Bug。1999年のレーベル初期作でもある“Loverboy”を始め、Richie HawtinやBen Klock、Chez Damierとの共作など数多くのヒットシングルをリリースし、ミニマル・テックハウスなるスタイルを押し広げるべく、これまでに5枚のアルバムと80枚を超えるEPを発表してきた。DJミックス作も数多く、『Da Minimal Funk』シリーズや、〈Cocoon〉の『The Flow』や〈Music Man〉の『Fuse』、〈Fabric〉のミックスシリーズなどを監修している。自身が主宰する〈Poker Flat〉は、第52回グラミー賞ベストリミックスレコーディングス部門のノミネートを始め、『Beatport Award 2008』や『Danish DeeJay Award（2008）』でグランプリに輝いたTrentemøllerを筆頭に数多くの才能あふれるアーティストを発掘。レーベル主要アーティストであるMartin LandskyやGuido Schneiderを中心に、Richie Hawtin、Luciano、Tiga、Daniel Bell、Cassy、Michael Mayer、Joris Voornといった大物アーティスト達の作品を発表し、名門たる役割を長年にわたって担い続けている。

Soul Clapは、ディスコにガラージやファンク、そして最新のハウスまで、連綿と繋がれたダンスミュージックを縦横無尽に操る、ボストン拠点のハウスデュオ。2007年にデビューシングルをリリースして以降、〈AirDrop〉や〈Wolf + Lamb〉、〈Crosstown Rebels〉から多数のシングルをリリースしてきた。また、先日来日を果たしたMasters At Workの片割れでありNYハウス界の巨匠であるLouie Vegaや、ベテランや伝説といった領域を超えているDJ Harvey、ヒップホップにエレクトロを導入したEgyptian Lover、George Clinton率いるファンクバンドFunkadelicなど、各シーンのレジェンダリーアーティストとの共作を次々発表し、ダンスミュージックにおける絶妙な折衷点をを追求してきた。また〈!K7〉によるDJミックスシリーズ『DJ Kicks』や、ベルリンのクラブ直営のレーベルによる人気シリーズ『Watergate 19』 など監修を務めたミックスCDの評判は高い。そして、2012年にメディアで賞賛を浴びたデビューアルバム『EFUNK: The Album』から4年を経て、2016年10月に〈Crew Love〉から『Soul Clap』を発表した。同作は、LaBelleとして70年代に一世を風靡したNona HendryxやFunkadelicのベーシストBilly “Bass” Nelsonをフィーチャーした楽曲や、レーベルメイトであるWOLF＋LAMB、Nick Monaco、Phill Celeste（Life On Planets）が参加し、最新のハウス～ファンクミュージックを提示した作品となっている。今回の2年ぶりの来日ではいかなるDJを披露するのか要注目だ。

メインフロアではそれぞれによる3時間以上のロングセットに加え、レジデントのNaoki Serizawaがプレイ。Soul ClapとNaoki Serizawaはラウンジエリアにも登場し、DJ MAAR、MASAKI KAWAMURA、Sio、Renが脇を固める。

イベントの詳細は以下の通り。

LiLiTH“the party!!! #34” feat.Steve Bug & Soul Clap
“Soul Clap The Album Release Tour”
Date: 2016/12/10（Sat）
Venue: Contact
Open: 22:00
Door: ¥3,500
ADV: ¥2,500
GH S Member: ¥2,500
Under 23: ¥2,000
Before 11PM: ¥1,000

Line up:
[STUDIO]
Steve Bug
Soul Clap
Naoki Serizawa

[CONTACT]
Soul Clap
DJ MAAR
Naoki Serizawa
MASAKI KAWAMURA
Sio
Ren

Decoration: TAIKI KUSAKABE
Lighting: MACHIDA