Sophia Sazeが2部構成のデビューアルバム『Self – Part 1』を〈Kingdoms〉から6月にリリース
2019.6.11
グルジア・トビリシ出身で、現在はNYのブルックリンを拠点に活動するアーティストのSophia Sazeが、デビューアルバム『Self』を〈Kingdoms〉から6月14日にリリースされる。
新興レーベル〈Dusk & Haze〉の設立者でもあるSophia Sazeのデビューアルバム『Self』は2部作となっている。アンビエント/エレクトロニカの鬼才Francis Harrisが主宰する〈Kingdoms〉から発表された第1部『Self – Part 1』は、カセットテープとデジタルでリリースされる。また、第二部は7月12日にリリースされる予定となっている。
グルジアのトビリシで生まれたSophia Sazeは、政治難民の娘として育ち、様々な国で暮らした後に、現在の拠点地であるNYのブルックリンに辿り着いた。彼女は遊牧民的な生活を続けていたため、自身のアイデンティティを見出すことが難しいと感じ、クラシック音楽の訓練を受けていたが、エレクトロニックミュージックと出会ってからは、NYのナイトシーンで注目を集める存在となり、2017年にはレーベル〈Dusk & Haze〉を始動すると同時に、UmweltとBenjamin Damageのリミックスを携えたデビューEP『Solace』をリリースした。
デビューアルバムの『Self』は、これまでのフロア向けなリリースとは対照的に、ダウンテンポで、アブストラクトで、ストーリー性に富んだ内容となっている。音楽的影響のメドレーを2つのパートにミックスし、カセットテープでのリリースとなる本作は、生まれ故郷のグルジア、ロシア、アメリカ、フランス、カナダなど、旅を通して生きてきたSophia Sazeの回顧録であり、彼女の人生の奮闘を反映したコンセプチュアルな作品だという。
「この作品は、私の二重性の物語をアイデンティティという文脈の中で具体化しています。つまり、表面には現れない深い層が全てのどの人間にもあるという考えなのです」
「忍耐という要素は、特にアルバムにおいては、私たちの世代の中では失われたもののように感じます。私たちは、解釈を追跡しながら、常に次の刺激を探し求めることに夢中になっています。この作品をもって私がもう一度言いたいのは、もしあなたが全てを最後までやり通そうとする意志が無いのであれば、初めから適切な考え方で踏み込んでいない、ということです」
– Sophia Saze
Sophia Sazeのデビューアルバム『Self – Part 1』の詳細は以下の通り。
Sophia Saze
『Self – Part 1』
Release date: 2019/6/14
Label: Kingdoms
Cat no.: kds009
Formats: Cassette / Digital
Order here: https://sophiasaze.bandcamp.com/album/self-part-1
Tracklist:
1/A1. Salome (სალომე)
2/A2. Bare
3/A3. Tsminda (წმინდა)
4/A4. Punches
5/A5. Howl
6/B1. Flower
7/B2. Orbits
8/B3. Volk (волк)
9/B4. De Dios
10/B5. Torn
11/B6. Safe
12/B7. Kera (კერა)
13/B8. Mirror Mirror
14/B9. Aliens