Shiftedが最新作『Appropriation Stories』を引っさげてContactに来日
2017.1.5
Luke Slater主宰〈Mote-Evolver〉からデビューを果たし、自身主宰の〈Avian〉や〈Our Circula Sound〉といったモダン・テクノの重要からリリースを重ねてきたShiftedが昨年に〈Hospital Productions〉より発表した3rdアルバム『Appropriation Stories』を引っさげてContactに来日する。
ドラム&ベース・ユニットCommixのメンバーとして、Goldie主宰の〈Metalheadz〉を中心に作品を発表していたGuy Brewer。プロジェクトの解散と同時に彼が始めたソロプロジェクトShiftedは、それまでのイメージを払拭するかのように、重厚な低域による堅牢なグルーヴとダークなムードを兼ね備えた先進的なディープテクノを量産してきた。2011年にVentressと共同でレーベル〈Avian〉を始動させると、同時期にはLuke Slaterが率いる〈Mote-Evolver〉や〈Our Circula Sound〉から一挙にEP/シングルをリリース。また、別名義Pacific Blueでも『Industry』と題した作品でモダンテクノへとアプローチを図った。2012年には〈Mote-Evolver〉から発表した1stアルバム『Crossed Paths』でシーンに圧倒的衝撃を与えると、その後も順調にリリースを重ね、〈Semantica〉が始動させた『Nonnative』シリーズの第一弾にもトラックを提供する。
2013年にはDominick FernowことVatican Shadowが運営する〈Bed Of Nails〉から発表した2ndアルバム『Under A Signal Banner』では早々にスタイルを展開させ始め、モダン・テクノの狭間にノイズ/インダストリアルの要素をふんだんに取り込んだ新たなビートが脈打つ傑作として評価を受ける。同時期には順調にカタログを重ねていた〈Avian〉のサブレーベル〈Mira〉から、Covered In Sand名義でノイズの深奥へとアプローチするレフトフィールド・テクノ作品をリリースし、多彩さに磨きをかけていった。
2014年に2作からなる『Arrangements In Monochrome』で、よりアーティスティックなミニマル・テクノを確立すると、2016年には満を辞して3rdアルバム『Appropriation Stories』をDominick Fernowの〈Hospital Productions〉より発表。乱打的ビートの連なりにノイズとインダストリアルの圧倒的迫力を押し込んだモノトーンなミニマル・テクノ〜リズミック・ノイズで、モダン・テクノに新章を刻む怪作として話題を呼んでいる。
共演には、〈Raster-noton〉きっての女性アーティストとして、実験的なビートと強烈なグルーヴのダンストラックで人気を集めるKyoka、『Future Terror』のレジデントとして正確無比のミックスと意識を激しくかき乱す選曲に定評があるHaruka、『rural』への出演などで支持を集める宇都宮拠点のStone Neckが登場。Contactフロアにはベルリンのテクノレーベル〈Raw Imprint〉を主宰するFelix Fleerが出演し、全方位からあらゆるテクノサウンドで網羅する。
イベントの詳細は以下の通り。
Shifted – Appropriation Stories Tour
Date: 2017/1/6(Fri)
Venue: Contact
Open: 22:00
Door: ¥3500
w/f: ¥3000
GH S members: ¥2500
Under23: ¥2000
Before11PM: ¥1000
Line up:
[STUDIO X]
Shifted (Avian | UK)
Kyoka (Raster-noton | Onpa) – Live
Haruka (Future Terror | Twinpeaks)
Stone Neck
[CONTACT]
Felix Fleer (Raw Imprint | Germany)
Akey
INO
Qmico
Masashi Sueyoshi (Undulation)