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Rroseが10月に1年半ぶりに来日し、VENTに登場

2018.9.7

後期〈Sandwell District〉のシンボルであり、ドローンやミニマルな要素を詰め込んだ作品でカルト的人気の〈Eaux〉を先導するプロデューサー/DJ、Rroseが10月13日（土）のVENTに登場する。

FunctionとRegisによって設立され、アンダーグラウンドイズムに則ったDJ/プロデューサーから厚い支持を受ける最高峰のレーベル〈Sandwell District〉から、2011年に3枚のEPと1枚のアルバムをリリースし、鮮烈な登場を果たすと瞬く間にシーンにて際立つ存在となったRrose。

プロジェクトの核となるのは、90年代後半からテクノプロデューサーとして活動していたSeth Horvitzが、美術家Marcel Duchampが用いていた変名あるいは別人格として女装写真作品に登場していた「rrose se’lavy」からインスパイアされたということ。Rroseが生み出す音楽は、テクノのルーツを守りながらもアヴァンギャルドなテイストも交えた前衛的なサウンドとなっている。

2012年にはセルフレーベル〈Eaux〉をローンチし、自身のプロダクションとその復刻盤や、コラボレーション作品をコンスタントに発表。また2015年に〈Further Records〉からリリースした、アメリカの現代音楽家James Tennyの作品をRroseがプレイして作り上げたLP『Having Never Written A Note For Percussion』は、その斬新な音楽性とコンセプトと共に話題作となった。そして、アンダーグラウンドのテクノシーンと同時に、エクスペリメンタルやアヴァンギャルドなアーティストのコミュニティにおいても、その存在を確立することとなった。2016年にはLucy主宰の〈Stroboscopic Artefacts〉やFunction主宰の〈Infrastructure New York〉からも快作をリリース。

Lucyとのコラボレーションにおいては、過去にEPを2作品リリースしており、そして2018年10月にはユニット「The Lotus Eaters」として初のアルバム『Desatura』をリリースすることとなった。

Rroseは、日本では、DJ NOBUとのパーティーの他に『The Labyrinth』でも強烈な爪痕を残している。DJとしてもライヴパフォーマーとしても細部にまでこだわり抜いて構築される独自の世界観は必見だ。

今回Rroseを迎えるのは、日本屈指の野外フェスティバル『Re:birth』のクラブイベント『Re:invent』。人気テクノパーティー『Mind Off』の主催でもあるDani Savant、テクノにアンビエントやエクスペリメンタルなど豊富な音楽性をミックスするBob Rogue、都内を中心に活躍を見せるテクノシーンの注目株Sakumaが共演に登場する。