DJアプリケーション「rekordbox」のMac/Windows版とiOS版のメジャーアップデートが4月14日より配信開始し、サブスク方式へ全面的に移行
2020.4.14
AlphaTheta株式会社が、DJアプリケーション「rekordbox」のメジャーアップデート、「rekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0)」と「rekordbox for iOS (ver. 3.0) 」が4月14日より配信開始となった。
今回のアップデートにより、rekordboxは“楽曲管理”だけでなく、DJの音楽活動を包括的にサポートするプラットフォームへと進化を遂げ、DJのライフスタイルをシームレスでより創造的なものへと変化するという。まず、従来のライセンス方式を廃止しサブスクリプション方式へ全面的に移行。これにより多様化するDJのスタイルに応じて、“Freeプラン”、“Coreプラン”、“Creativeプラン”という3つのサブスクリプションプランを選択し、DVSやクラウドなどの様々なrekordboxの機能を手軽に利用することができるようになる。少額の月額課金で必要な時だけ利用できることに加え、“Freeプラン”でもPC/Mac単体でPERFORMANCEモードの機能を使用できるほか、過去に無料体験でrekordboxを利用したことがある方を含めた全ての方が、“Coreプラン”と“Creativeプラン”を30日間無料体験することができる。
さらに2020年4月より2020年7月13日までに“Coreプラン”(¥980 → ¥680 / 1ヶ月)と“Creativeプラン”(¥1480 → ¥980 / 1ヶ月)を契約するとそれぞれ特別価格で利用することができ、以後継続して特別価格で利用することができる(※期間終了後の再契約の際には、特別価格は適用されません)。各プランの詳細はこちらをご覧いただきたい。
注目すべきは、“Creativeプラン”で利用することができる「Cloud Library Sync」。独自のサーバーを用いて複数のデバイス間で別々に管理されていたライブラリを統合し、一元管理が可能になる。また、Dropbox(※別途Dropboxのユーザー登録が必要)のアカウントをrekordboxに紐づけることで、ライブラリの楽曲をrekordboxからDropboxにアップロードでき、同一のアカウントの各デバイスから自由にアクセスすることができる。
さらに近年、音楽のリスニング環境はスマートフォンなどのモバイルデバイスが中心になってきており、DJプレイの準備もモバイルデバイスで行いたいというニーズが高まっていることもあり、iOSアプリ「rekordbox for iOS (ver. 3.0) 」も進化。DJがプレイの準備を行う際の思考とワークフローを分析し、デザインと機能が新たに確立され、片手での素早い操作が可能になったいるため、スマートフォンの小さく限られた画面スペースでも快適で効率的なDJプレイの準備ができる。MP3、AAC、WAV、AIFF、FLAC、ALACなどの幅広い楽曲フォーマットにも対応したrekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0) のEXPORTモードに相当する機能を搭載しているほか、「Mobile Library Sync」を使えば、モバイルデバイスでCUEを設定したりプレイリストを作成したりといった作業も、各デバイス間でシームレスかつ効率的に行うことができる。
DJが扱う音楽ファイルの保管は、デバイスのHDD/SSDなどのローカルストレージだけでなく、クラウドストレージが活用し始められるなど、音楽の利用形態は大きく変化しつつある。 そのような中、rekordboxではDJプレイ用のライブラリをクラウドストレージに置くことで、音楽制作用のPC/Macで作成した音楽をDJプレイ用のPC/Macで即座に使用するなど、複数のPC/Macやスマートフォンからいつでも自身の最新のライブラリにアクセスができるようになる。
また今回、プロフェッショナルDJに人気のデジタルプロモーションサービスである「Inflyte」との協業が、rekordbox for Mac/Windowsにおいて実現。Inflyteから提供される未発表楽曲をrekordboxから直接ダウンロード/インポートして即座に使用できるため、楽曲の入手から使用までのワークフローが大幅に改善される。さらに、DJ向け音楽配信サービス「Beatport」とレコードプール「DJcity」が提供する新しいDJ向けストリーミングサービス「Beatsource Link」への対応も、今後のアップデートで予定されているという。
そして、rekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0) はプロフェッショナルDJ向けDJアプリケーションとしても基本機能が進化。今回のアップデートでは、サウンドを高域、中域、低域の3つの周波数に色分けして表示する「3Band波形」、白い背景の高コントラストスクリーンでフェスティバルなどの昼間の屋外の明るい環境でも良好な視認性を確保でき、快適なブラウズができる「Lightスキン」、ライブラリに登録されているファイルを移動した場合に生じる“見つからないファイル”を、指定されたフォルダを検索することで自動的に修正する「Auto Relocate」が新搭載。さらに、PERFORMANCEモードにおいて、デッキで再生する楽曲のテンポをAbleton Link互換の様々なアプリ/ハードウェアと同期して演奏できる「Ableton Link」も追加された。
「rekordbox for Mac/Windows (ver. 6.0)」と「rekordbox for iOS (ver. 3.0) 」の全機能詳細と各プランの詳細はrekorodboxのオフィシャルサイトでご確認いただきたい。
※ ver. 5のライセンスキーでver. 6のrekordbox for Mac/Windows をアクティベートすることはできません。
※ ver. 5までご利用いただいたサブスクリプションプランはver. 6ではご利用頂けません。ver. 5とは別にver. 6のサブスクリプションプランのご契約が必要です。
※ 無料期間中にご契約のプランを変更することはできません。
※特定のハードウェアを接続することで、サブスクリプションプランにご契約していなくてもPERFORMANCEモードの機能がご利用いただけます。対象機器やバージョンアップに伴う変更点、詳細に関してはFAQをご確認ください。