Ras Gが2019年7月29日に逝去、享年は39歳
2019.7.30
Sun Raが提唱した“アフロ・フューチャリズム”を継承し、ビートミュージックへと取り入れたアメリカ・LAの異才、Ras GことGregory Shorter Jr.が7月29日に逝去した。享年は39歳だった。彼を敬愛する多くの友人・関係者による追悼コメントで明らかとなった。
2018年12月に救急搬送された際の写真を自身のInstagramにアップし、肺炎、糖尿病、甲状腺機能低下、心不全を患っているものの、無事に回復へと向かっていることを記していたが、2019年6月には健康上の理由により『TAICOCLUB』後継フェスの『FFKT』への来日出演を見送っていた。
公私でRas Gと深い関係にあったFlying Lotus、Ras GがFlyLoを協力する形で設立されたレーベル〈Brainfeeder〉、生前に数多くの作品をリリースしてきた〈Leaving Records〉、Ras Gが長年働いていたレコードショップであり、活動初期のオフィシャルリリースを手掛けていた〈Poo-Bah Records〉などが追悼のコメントを寄せている。
Info update 7/31: Ras Gの兄弟がInstagramにポストし、Ras Gの功績を残すための寄付プロジェクトを始動。
Ras Gが逝去したことが明らかになってから約1日が経った頃に、兄弟であるBryan ShorterがRas GのInstagramに写真をポストし、親族一同として世界中からのメッセージに感謝を伝えた。またポストの中で、家族のサポートと、Ras Gの功績を今後も長く伝えるためのプロジェクトへの寄付を「gofundme」でスタートさせたことも明らかにしている。
「皆さんもご存知の通り、私の兄弟であるGregory “Ras G” Shorterが地球を去りました! 受け取った寄付金は全て、彼の名声を存続させるための未来のプロジェクトとヴェンチャーを資金的に手助けをするために、家族に送られます。The BASS KNOCKING! 私たちは予め感謝します。そして家族の誰かをサポートすることを躊躇わないでください。このページはRas Gの兄弟であるBryan Shorterによって運営されています」