2017年のゴールデンウィークの3日間、5月3日（水）〜5日（金）にかけて伊豆半島稲取高原に広がる大自然に囲まれた東伊豆クロスカントリーコースにて開催されることが決定した日本を代表するフェスティバル『RAINBOW DISCO CLUB 2017』が、「Red Bull Music Academy（以下RBMA）」の先鋭的なキュレーションによる屋内ステージに出演する国内外の豪華アーティスト9組を一挙発表した。

まずは海外からのゲストとして、ドイツ名門ハウスレーベル〈Running Back〉の首領であり、音楽ジャーナリストとしての顔も持っているGerd Jansonが登場。その確かな耳と先見性、そして知識と経験に裏打ちされたDJプレイでハウス～ディスコシーンにおける最高峰とも言われている。

ユニークなロゴとサウンドで注目を集めるUKのヴァイナルオンリー・レーベル〈Lobster Theremin〉や〈Dekmantel〉からのEPがアンダーグラウンドで話題沸騰中のPalms Traxも出演。デトロイト・エレクトロやシカゴ･ハウスに触発されたことで生まれたというファンキーなグルーヴに、解像度の粗いハードウェア・サウンドによって誕生したロウハウスのスタイルを融合したエキセントリックなトラックで、リリースの度に話題となっている。

さらに黎明期よりシーンを牽引するブレイクダンス・クルー「Rock Steady Crew」のメンバーとしても知られる、ブラック・ミュージックの伝導師Skeme Richardsが、30年以上のキャリアを持つ日本のダンスシーンのパイオニアであるDJ NORIとB2Bを披露する。

国内からのゲストには、ジャズ、ソウル、ヒップホップなどをクロスオーバーさせ、その独創性の高さや圧巻のライヴパフォーマンスはJosé Jamesからもお墨付きを受けるなど世界でも話題となっており、タブラ奏者のユザーンとともに『題名のない音楽会』にも出演した、話題のエクスペリメンタルソウルバンドのWONKが登場する。 

そしてRBMAでの経験を糧に世界で活躍する卒業生たちも見逃せません。まずは、生々しいマシングルーヴに絡む雑味たっぷりのシンセ/楽器演奏に加え、ソウルフルなヴォーカルワークでディープなファンクネスをマシンに宿すプロダクション・スタイルを探求する、2008年バルセロナ開催のRBMA卒業生sauce81と、ヒップホップ・バックグラウンドを軸に、ハウス、ブレイクビーツ、テクノまで黒いビート/サイエンスを広げてきたgrooveman Spotによるユニット、77 KARAT GOLD。そして、ここに現代のシティポップ・サウンドに欠かせない、凄腕ギタリストとして名を馳せるKASHIFが加わって即興演奏を交えたパフォーマンスを披露する。

2007年にトロントでのRBMAに参加し、ベルリンと東京の2都市を拠点に世界中で活躍を続け、2015年に自身のプラットフォームとしてレーベル〈Kebko Music〉をスタートさせ、新しいエレクトロニック・ミュージックの在り方を追求しているAKIKO KIYAMA。

〈Not Not Fun〉と〈Big Love〉からデビューすると瞬く間に世界中から注目を集め、後に2015年パリ開催のRBMAを卒業してからは北米・ヨーロッパツアーや本国の『Sonar』への出演も果たし、世界を舞台に躍動しているSapphire Slows。

RBMAには2016年のモントリオールで参加し、その以前からテクノ＆ハウスシーンに彗星の如く現れた岡山在住の新星として注目を浴びていたKeita Sanoも登場。〈Mister Saturday Night〉や〈Let’s Play House〉、〈Rett I Fletta〉など多数の海外レーベルから作品を発表し、欧州ツアーを成功させるなど急成長中の才能は必見だ。

さらに、SapphireI Slowsと同じくパリの卒業生で、海外でも高い人気をほこる韓国のアーティスト・コレクティヴ「Club Eskimo」に所属し、フルート、チェロ、ピアノなどで培った経験を活かしている韓国人ビートメーカーでシンガーのMISOも出演する。

さらなる豪華アーティストを加えたフルラインアップは近日発表とのこと。現在、各プレイガイドにてチケット絶賛販売中。便利なバスツアー＆手ぶらテントプランなども、まもなくお知らせされる。

RAINBOW DISCO CLUB 2017