Pioneer DJ株式会社が、DJ向け楽曲管理アプリケーション「rekordbox™」のDJプレイ機能である「rekordbox dj」に、株式会社COTODAMAと共同開発した歌詞ヴィジュアライズ機能「rekordbox lyric」を追加し、2018年10月23日に日本国内でのサービスを開始した。

近年、音楽表現の枠を越えて、映像を巧みに活用したパフォーマンスを行うDJが増えてきており、DJアプリケーションにはオリジナリティを高めるさらなる映像表現の可能性が期待されている。Pioneer DJは2016年にビデオ機能「rekordbox video」をリリースして以来、DJパフォーマンスにおける映像表現の進化に取り組んできた中で、楽曲の歌詞をヴィジュアライズすることで、従来にない映像表現を「rekordbox lyric」として実現。「rekordbox lyric」は演奏中の楽曲の歌詞をヴィジュアライズする世界初のDJツールで、2018年1月18日に日本を除く欧米主要国で導入され、高い評価を得ている。この評価を受けて、この度日本国内においても導入する運びとなった。

「rekordbox lyric」は、10月20日と21日の2日間に渡って開催された『渋谷音楽祭2018 – SHIBUYA MUSIC SCRAMBLE 2018–』内の渋谷ハチ公前で行われたイベント『音楽 x テック ライブステージ』にてtofubeatsやTREKKIE TRAX、TJO、DJ moeなどのパフォーマンスと共に初披露された。イベント様子はこちらから。

「rekordbox lyric」は、、COTODAMA社が提供する歌詞を自動で美しくヴィジュアライズする技術「Lyric Sync Technology」により、楽曲の雰囲気や構成に応じた滑らかでダイナミックなモーショングラフィックに、美しく表現力のあるフォントを用いた歌詞を重ねた映像を外部に出力できる。株式会社シンクパワーが提供する259万曲を超えるデータベースから取得した「歌詞のデータ」を、産業技術総合研究所の「音楽解析技術」が楽曲の雰囲気や構成を自動解析し、美しい書体のモリサワフォントを利用した「表現エンジン」がそれぞれの楽曲に対してモーショングラフィックを生成するため、普段演奏している楽曲ファイルをそのまま利用することができ、誰でも簡単に聴衆がヴィジュアル化された歌詞を楽しめる空間作りが可能となる。

また、「歌詞ヴィジュアライズ」機能を使用することで、生成されたモーショングラフィックの色調や種類を変更することができ、また、歌詞のフォント及び背景の色や透過度を個別にカスタマイズできるので、その場に最適なヴィジュアル演出が可能となっている。

さらに、「rekordbox lyric」とビデオ機能「rekordbox video」を併用することで、全ての「TRANSITION FX」に「歌詞ヴィジュアライズ」機能を適用でき、動画ファイルや静止画ファイルのビデオエフェクトと組み合わせることで、さらに多彩な映像表現を可能にする。

「rekordbox lyric」を利用するには、以下のいずれかのサブスクリプション契約が必要となる。また「rekordbox dj」のトライアル版を利用すると、「rekordbox lyric」を含む全てのPlus Packを30日間試すことができる。トライアル版期間中は「rekordbox」を通してダウンロード可能なサンプル楽曲を用いて、「rekordbox lyric」の機能を試すことができる。

【Lyric Plan】

「rekordbox dj」のライセンスをお持ちの方は本プランを契約することで「rekordbox Lyric」機能をご利用いただけます。

【Premium Plan】

「rekordbox lyric」に加え、「rekordbox dj」、「rekordbox dvs」、「rekordbox video」、「RMX EFFECTS」の全ての機能をご利用いただけます。

※ご利用方法についての詳細は製品ページにてご覧いただけます。

※全ての楽曲で歌詞情報取得できるわけではありません。
※従来のサブスクリプション（新名称「Base Plan」）を契約中のお客様が「Premium Plan」を契約するには、「Base Plan」契約を一度解約する必要があります。