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Oneohtrix Point Never

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Oneohtrix Point Neverが新曲や初CD化音源、坂本龍一によるリミックスを収録の最新作『Love In The Time Of Lexapro』を発表

  • Photo : Atiba Jefferson

  • 2018.10.26

9月に最新アルバム『Age Of』を携えての単独来日公演を大成功させたばかりのOneohtrix Point Never(以下、OPN)が、最新作『Love In The Time Of Lexapro』を12月7日にリリースすることを発表した。同作には、新曲や初CD化音源に加え、坂本龍一が手掛けたリミックスも収録されている。

 

Eli Keszler、Kelly Moran、Aaron David Rossを加えたアンサンブルを従え、これまで全公演がソールドアウトとなっている最新コンサート『M.Y.R.I.A.D.』の中でも、唯一の未発表曲として披露され、すでに大きな反響を得ている“Love In The Time Of Lexapro”が同作から公開となった。

 

 

 

Lexapro(レクサプロ)は有名な抗うつ剤の名称。「抗うつ薬時代の愛」とでも訳せばいいだろうか、“Love in the Time of Lexapro”はその名の通りメランコリックで陶酔的、そして美しいメロディがゆっくりと広がってくるトラックだ。この静謐な空気感はOPNの出世作にして〈Warp〉からのデビュー・アルバムとなった『R Plus Seven』を思わせる。本EPを貫くのは、たとえば『Garden Of Delete』や映画『Good Time』に存在した烈しさや荒々しさではなく、張り詰めた美である。

坂本龍一が手がけた「Last Known Image of A Song」のリミックスもまた、そうしたトーンを強調する。細やかな電子音や鍵盤打楽器のような金属音を配したアンビエント色の強いエレクトロニカで、オリジナルにも勝るとも劣らない、本作のハイライトとも言えるトラックだ。OPNは坂本龍一のリミックス・アルバム『ASYNC – REMODELS』に参加していたが、音楽家としてお互いリスペクトし合っていることは度々語られている。だからこのトラックは単なる企画を超えた、同時代を生きる先鋭的なミュージシャン同士の交流の結実だと言えるだろう。

 

 

『Age Of』は、様々なレイヤーで大きな注目と評価を集めたアルバムだった。ANOHNIをはじめとしたゲストヴォーカルを招き、ミックスにJames Blakeを迎えた点。これまでの作品に比べて明らかにポップを志向しながら、さらに実験を推し進めている点。現代社会のあり様を鋭く批評するようなJim Shawによるアートワークや、ロシアの哲学者Mikhail Bakhtinや加速主義を提唱した思想家Nick Landを参照したことも話題となった。サウンドとしてもコンセプトとしても、OPNことDaniel Lopatinが現在、エレクトロニックミュージックに限らない音楽シーンの突端に存在することを改めて証明する作品だったと言える。

そしてこの度、発表された『Love In The Time Of Lexapro』は、『Age Of』時代のOPNの続編と言えるEP作品である。アルバム後のライヴで披露されている未発表音源“Love In The Time Of Lexapro”を表題曲として、『Age Of』収録曲のリミックスや別ヴァージョン、未発表曲を収めている。国内盤CDには、先日デジタル・リリースされたEP『The Station』と12インチEP『We’ll Take It』に収録された“Monody”と“Blow by Blow”をボーナストラックとして収録。“Monody”のシンセ・サウンドには、どこかYMOを思わせるところがあるが、その影響を勘ぐるのはさほど的外れではないだろう。EPはエレクトロニックな質感から打って変わって“Babylon”のアコースティックヴァージョンで幕を閉じるが、Alex Gがヴォーカルをとるこのナンバーもまた、OPNの音楽の叙情的な側面を強調している。そして、ほとんどのトラックでJames Blakeが共同ミックスを担当していることからも、『Age Of』との繋がりの強さが窺える。

 

 

『Love In The Time Of Lexapro』は、鋭利な批評性と同時代性、ポップと前衛のせめぎ合いを兼ね備えたアルバム『Age Of』のもうひとつの側面――OPNの音楽のほのかな輝きを結晶化したような作品である。

 

10月22日にWalt Disney Concert Hallで行われたLA公演には、OPNが音楽を手がけた映画『Good Times』に主演したハリウッド俳優Robert Pattinsonや、Skrillexも駆けつけ、翌日には米KCRWの人気ラジオ番組に出演。現在パフォーマンス音源が公開されている。こちらもあわせてご覧いただきたい。

https://www.kcrw.com/music/shows/morning-becomes-eclectic/oneohtrix-point-never

 

 

Oneohtrix Point Neveの最新作『Love In The Time Of Lexapro』の詳細は以下の通り。

 

 

 

Oneohtrix Point Never

『Love In The Time Of Lexapro』

Love In The Time Of Lexapro

 

Release date: 2018/12/7

Label: Warp Records / Beat Records artist: 

Format / Cat no.: 国内盤CD / BRE-58

Price: ¥1,800(+tax)

 

Pre-order here: http://www.beatink.com/products/detail.php?product_id=9928

 

Tracklist:

1. Love In The Time Of Lexapro

2. Last Known Image Of A Song – Ryuichi Sakamoto Rework

3. Thank God I’m A Country Girl

4. Monody (Bonus Track)

5. Blow by Blow (Bonus Track)

6. Babylon – Alex G & OPN

  • 2/1 追加
  • 2/1 追加

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